輝山 北東面 貝塩谷 山スキー

山行日
山域、ルート
輝山 北東面 貝塩谷
活動内容
山スキー
メンバー
三浦x2

輝山 北東面 貝塩谷 スキー滑降 山行記録

平湯の輝山の北西面、貝塩谷を滑降した。

輝山北東面貝塩谷を滑降 輝山 北東面 貝塩谷 山スキー バックカントリー

輝山は平湯峠の北側に位置する山で、"ハイグレード山スキー" で南尾根と北東尾根の往復ルートが紹介されており、多少の悪天でも登頂可能という。この日は悪天が予想されていたため、この山を狙うことにした。

登頂するなら南尾根から登るのが最短だが、パウダーを狙うなら北東尾根という。悩んだ結果、山頂への最短ルートである南尾根から登ることとし、降りは北東尾根よりさらに深いパウダーを狙って山頂から貝塩谷を滑降することにした。当日、貝塩谷の藪が濃いことが判れば北東尾根を滑降すれば良いだろう。

平湯トンネル高山側出口付近のチェーン着脱場らしき場所に車を停めて入山。まずは旧道を平湯方面に500m程歩き、道が右にカーブする手前から南尾根に取付いた。最初は登山道をショートカットするようにヤブの急登を進む。急登を抜けるとすぐに視界がひらけて登りやすくなる。途中から登山道に合流するので、その登山道を使うと登りやすい。しばらく南尾根の東面をトラバースするように登ってから尾根に乗り上げた。

輝山南尾根の東面を登行 輝山 北東面 貝塩谷 山スキー バックカントリー
輝山南尾根の東面を登行

尾根に乗り上げ登っていくと左側に輝山の南面が見えてくる。ここも滑降の候補として考えていたが、まだ雪が少ないのかブッシュが多いため今回は見送り。積雪があればオープンバーンの滑降が楽しめそう。

さらに尾根伝いに登っていくと山頂に到達する。雪で埋もれているせいか道標のようなものはないし、地形的にも山頂は分かりにくい。針葉樹林となっていて展望もなかった。とりあえず針葉樹の中をまっすぐ進み、下り始める地点まで行って滑走準備をすることにした。

頂上付近の針葉樹林 輝山 北東面 貝塩谷 山スキー バックカントリー
輝山頂上付近の針葉樹林

頂上の右手側が輝山の北東面、貝塩谷である。予想はしていたがヤブである。そこで山頂から北西方面の尾根伝いにスキーで下りながら、ヤブが薄く滑降できそうな地点を探すことにした。100m程進んだ地点にヤブの薄くなっている小さい沢状の地形があり、そこへドロップすることにした。

平湯らしい軽く深いパウダーだった。沢の中心の深いパウダーを楽しんだり、地形を使って楽しんだりしつつ下っていった。

輝山北東面貝塩谷を滑降 輝山 北東面 貝塩谷 山スキー バックカントリー
輝山北東面貝塩谷を滑降
輝山北東面貝塩谷を滑降 輝山 北東面 貝塩谷 山スキー バックカントリー
輝山北東面貝塩谷を滑降

標高が下がると一部沢が埋まっていない場所があり多少ややこしいが、スキーを履いたまま降ることができた。

1300mまで降ると谷が広く緩やかになり、右側にトラバースしていくと林道らしき道に合流する。そのまま林道を下ると奥飛騨ガーデンホテル焼岳に到着、タクシーを呼び駐車地点まで帰着した。

奥飛騨ガーデンホテル焼岳に到着 輝山 北東面 貝塩谷 山スキー バックカントリー
奥飛騨ガーデンホテル焼岳に到着

情報が少ないまま初めて行った山だったが、平湯らしい軽くて深いパウダーを満喫できた。北東面で雪も保存されやすく、悪天候時でも登頂可能な良い選択肢だと思う。ただし貝塩谷は狭いので大人数パーティーには向かないだろう。せいぜい3~4人が限度と思われる。