京都北山 由良川源流 刑部谷 沢登り

山行日
山域、ルート
京都北山 由良川源流 刑部谷
活動内容
沢登り
メンバー
T、Y吉

京都北山 由良川源流 刑部谷 沢登りの山行記録

京都北山にある、ゲロク谷を登る予定だったが、結果的に一つ手前の刑部谷を登っていた。

谷を間違えたことは残念ではあるが、刑部谷そのものはこじんまりとはしているものの、出てくる滝は皆流麗で、巻きもほとんどなく直登でき、遡行する価値のある沢だった。

7月28日夜、伊丹出発。下道を3時間ほどで、芦生の須後駐車場に到着。車の中で小宴会をして、1時過ぎに寝る。一晩中エンジンをかけてエアコンを入れていたため快適ではあるが多少は芦生の空気を汚したかもしれない。

翌日6時起床、7時出発。トロッコ軌道跡を約1時間ほど歩き、刑部谷と思われる枝沢を通り過ぎ地図通りにゲロク谷(カズラ谷)が現れたので、迷うことなくゲロク谷に入る。(と思ってたのは大きな間違いでそこは刑部谷であった)

Y吉さんが二種類の本からカンニングペーパーをコピーしてくれていたので、あり難く使わせて頂く。カンニングペーパー通りに次々と小滝が現れ、水も冷たく景色もよく、何より直登できるのがうれしい。滝の高巻きは危険で全然楽しくない。十数個の滝を越え、目指す二股の10㎡滝は何処かいなーと進んでいくと、何やら源頭部臭い。

あれ?沢はこれからのハズ?と思うが向こうに空も見え隠れしている。うーむ、おかしいということで二人でそれぞれ高度計やGPSで現在地を確認してみると、ほほ同時に刑部谷の源頭部にいることを確認し、驚きの声をあげる。あちゃー。しかし沢自体は流麗だし、特に紅葉の季節はそれほど濡れることもなく景色を鑑賞できるハズなので互いにもう一度来ようということに落ち着く。それと同時に下山路を地形図で確認する。

この辺りは自然保護林なので、滅多に自然を傷付けるわけにはいかない、と言いうことで赤テープなども全くない。逆にそれが嬉しい。枝尾根を辿る事約90分でトロッコ軌道におり、そこから約60分歩いて須後の駐車場に戻る。14時。時間もあるので美山自然村の温泉(?)に寄って見たが、台風被害の影響で日帰り入浴の再開は来年春ということで止む無く第二案の日吉スプリング温泉に立ち寄る。さっぱりと汗を流し、2週間後のゲロク谷リベンジを約束して、家路に就く。

NOTES:

  • ひっそりと人知れず流れる清流だった。小さな滝でもすべて端正な佇まいで、絵になる。
  • ここは別天地の癒し谷といったところか。老人クラブでも楽しめそうだ。
  • 登攀具は特に不要。ヒル対策は必須。(被害6匹位)。下山は迷いやすいのでGPSがあると心強い。