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大峰 旭の川 中の川   2000年7月08日〜09日   

     三瓶×2    三瓶礼子(記)

8日(曇り)6:10(不動谷林道二俣P)−7:00(入谷)−10:10(モジリ植林小屋)−
   13:45(ゴーロ入り口)サイト

9日(晴れ)5:15(出)−6:45(稜線)−7:00(七面山西峰)−10:45(釈迦岳)−
    12:20(旭の口峠の登山口)−14:00(P)

 旭の川流域は釈迦ガ岳の西面でまだ入ったことが無く、修とイナチャンの口からよく零れていた「七面山南壁」の傍であり、殊に中の川は水量も多く名瀑も有するという事で前々から入ってみたかった。

 吊橋を渡って、山道から入谷する。台風は関東に抜け影響はなさそうだし、水量もさほど無い。地獄滝(2段45m)は右岸に100mの壁がある。新しいフィックスロープが有り、大きく巻く。極楽滝(35m)は右岸のブッシュよりザイルを出し、沢心へ下りる所はツルツル壁のトラバースで緊張する。上からフィックスが垂れていた。滝上を渡渉するのにザイルを出す。牛鬼滝は廊下の中の滝で右岸を大きく巻く。途中で下りても中はトロで泳がなくてはいけない。私たちにとっては御免だ。直登できるお手ごろ滝も有し、ナメも白い肌で美しい。ただ台風の後だったので水は濁っており、魚影は全くわからなかった。黒滝(50m)も見ごたえあり周りの100mの壁の迫力がスゴイ。この沢は大きな滝や壁を持っているが残念ながら私たちにとっては眺めるだけである。でも見るだけでも目の保養になる。だんだん水も涸れてきてゴーロとなり、ここら辺でテントを張る。

 ゴーロは伏流水で所々水が出てくる。傾斜も増してくる。最後の滝(20m)は左の下部が簡単そうなので取り付くが、上部2mが悪く急遽ザイルを出すがハーケンが効かなくキャメロットを噛ます。後はガレ場と笹ヤブ。
 なかなか来る機会もない七面山で感慨にふける。当たり前だがその位置では南壁は見えない。稜線は東峰まで踏み跡があるが、そこから奥駈けまでは道が消える。JCT.Pの1693mまで一旦登ってから下りて奥駈道に出る。釈迦からの下りは気持のいい樹林帯で見晴らしも良い。ゆるやかに下り、新しい林道に1300mで出る。この登山道が一番釈迦への近道だろう。岩場もチラホラ見える。
フィックスは新しいものだったから、人もそこそこ入っているのだろう。久しぶりに沢を楽しんだ。







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