比良山系 奥の深谷 遡行 沢登り

山行日2014年6月22日
山域、ルート比良山系 奥の深谷
山行形態沢登り
メンバー山吉 横山 橘(記)

比良山系 奥の深谷 遡行 沢登り 山行記録

天候が不安だったが大雨にはならないとみて、予定通り沢登りへ出発する。途中、堅田のスーパーで明日の食料を調達しようと考えていたが平和堂もイズミヤも午後9時で閉店していた。この辺りのスーパーは閉まるのが早いので要注意だ。仕方がないので最後のローソンで食料と酒を買い込む。セブンイレブンは廃店していた。小宴会をして、明日に備えて眠りにつく。一晩中小雨だった。

翌朝6時、仕事で大津に来ていた山吉さんと合流。互いの無事を喜ぶ(大げさ)。

7時、奥の深谷に向けて出発。さすがにこの雨では誰も来ないと思ったが物好きなパーティがやってきて、互いの健闘を祈る。(我々も物好きである)

小一時間で白滝谷との分岐点に到着し、入渓。小雨ではあるが水はそれほど冷たくない。

10m弱の滝が次々に登場し、飽きさせない。でも僕が一番好きな場所は日の当たる左岸を2級くらいの難しさで登っていく箇所だ。ここは天気が良いときは快適だが今日は雨でぬめっているので慎重にロープを出して登る。途中の滝で直登出来そうなので山吉トップで取り付く。ハーケン1本を打ち、目出度く全員完登。続いて現れた小ゴルジュで私がトップでハンマーを借りてトライ、ハーケン2本で目出度く完登。この辺りは巻き道もあるが登攀も出来、それぞれ思い思いに登る事ができる。
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3名の足も揃っているので休憩無しで登山道合流地点まで到着。11時。昼飯とする。

途中の泳ぎで寒くてせっかく持ってきたノンアルコールビールが飲めなかった。残念。

焚き火やコーヒータイムで寛ぎ、12時過ぎ、出発。下山も早くノンストップで駐車場へ到着。13時30分頃。なんと山吉さんは愛用の馬鹿でかいカメラに持ち替え、三脚ももって、再度登山道を上がり、奥の深谷最後の10m滝を写真撮影に行くという。

あとの二人はその意気込みに圧倒されたがもはや再度上り返す体力も気力もなく、ただただ感心するのみで撮影の成功を祈りながら出発を見送る。我々の関心事はもはや温泉だ。最後に横山君の指股にあの愉快な山仲間が取り付いていて、薬で引き剥がす。

我々2名は小雨の中国道を大津まで走り、「やまとの湯」で一風呂浴びる。温泉に漬かりながら思うのは、「今頃山吉さんはどの辺りで歩いているかなあ、それとも写真を撮っている最中かな、先にこの極楽のような温泉で寛いで申し訳ない」という、複雑な気持ちだった。逆に人に感動を与えられるような写真を撮るためには生半可な取り組みではできないんだなということも分った。

notes:

  • 滝を登るときはハーケン数枚とハンマー、カムを持参しよう。
  • 日本100名谷だけあって滝の配置は飽きる事がなくどれも秀麗だ。
  • 今回久々にザイルを組み、ややいちびって登ってしまい変なルートに嵌る傾向を自分で感じた。常に冷静に谷と向き合いたい。
  • 一緒に登ってくれた山吉さん、久し振りに組めて楽しかった!
  • 横山君、また練習を積んでいきましょう! 皆さん有難うございました!!