立山 富士ノ折立 南東ルンゼ スキー滑降
- 山行日
- 山域、ルート
- 立山 富士ノ折立 南東ルンゼ
- 活動内容
- 山スキー
- メンバー
- M、友人
立山 富士ノ折立 南東ルンゼ スキー滑降 山行記録
2016-2017シーズンの滑り納めに立山の富士ノ折立南東ルンゼを滑降した。前回は2012年、4月に針ノ木岳山頂から落ちるこのシュートを見つけて5月に滑降した。素晴らしい景色を眺めながらの稜線歩きとスティープなルンゼ滑降が楽しめるルートである。
まずは室堂ターミナルから一ノ越経由で雄山山頂へ。一ノ越から雄山まで雪がなくなっておりガレ場だった。山頂の景色を楽しんでから雄山神社で安全を祈願。穂先の手前でアイゼンに履き替え富士ノ折立を目指す。穂先を左側に巻くと、雪渓と岩場のトラバースが続く。岩場を超えると富士ノ折立まで快適な稜線歩きになる。最後に富士ノ折立の岩場に登れば山頂に到着する。
富士ノ折立山頂の岩場の先は雪稜になっており、そこがドロップポイントになる。ドロップポイントまで慎重に移動し、滑走準備をして富士ノ折立南東ルンゼにドロップした。
出だしからはルート上部しか見えず若干緊張するが、少し下ればルートはすべて見える。上部は快適なザラメだったが、途中からデブリや縦溝が目立つ。
斜度が緩くなってくるとサル又のカールに入り、2600m付近から右側にトラバースして右手側の尾根を目指す。長いトラバースをこなして2400mより高い位置で尾根を越えれば、登り返しなしで簡単にタンボ平に行ける。
尾根の向こう側はタンボ平だが、傾斜は再度スティープになる。その斜面を下ればまったりしたタンボ平に滑り込める。ここまでくると長い下りと縦溝にやられた脚の疲労がたまってくる。
タンボ平に入ると再び斜度が緩くなり、後は立山ロープウェイの黒部平駅まで下るだけになる。黒部湖を眺めつつ、縦溝のできた緩斜面を黒部平駅まで下ってゴール。天気に恵まれて楽しい山行だった。