比良 明王谷 奥ノ深谷 沢登り
- 山行日
- 山域、ルート
- 比良 明王谷 奥ノ深谷
- 活動内容
- 沢登り
- メンバー
- M下、Y岡、OKD(L、記)
- 装備
- 50mロープ、マスターカム#5、基本沢装備
比良 明王谷 奥ノ深谷 沢登り 山行記録
コースタイム
7:40 入渓
9:40 三ノ滝上
11:20 4段40m滝上
13:40 登山道交差点(遡行終了)
15:10 防村駐車場
行程等
今回が初沢というメンバーを含めての沢登りとなる今回、グレードはもちろん遡行時間や下山路等も含めて勘案し、比良の奥ノ深谷に行くことにした。
早朝に兵庫を出発し午前7時過ぎに防村駐車場に到着、準備を整えていざ出発。
今回が沢デビューといえどもメンバーは常日頃からクライミングに勤しんでいることから、今回は下から通しで遡行しようということになり、駐車場すぐの明王谷から入渓する。
連日で増水した沢も少しは落ち着いてるかと思ったがそこそこの水量で、三の滝を突破できるのかと少々不安になる・・・。
二ノ滝を超え、その先の小滝もこなすと沢は左に屈曲し、見えないその先は轟音と水煙・・・三の滝である。
その淵は深く、濃い緑色で、瀑風にさらされた水面は白波が立っていた。
三の滝は滝裏からアプローチ、果たして水流に捕まらず抜けきることができるのか・・・意を決して滝裏に進入、ジリジリとトラバースで歩を進め、最後はスタンスを蹴って一気に滝を抜けた。
後続は万一に備えロープで確保し、水流に巻きこまれないよう引き抜いた。
抜けた先の左岸側は広めのスペースとなっており、そこからロープを引いて左岸リッジを登攀したが特に緊張する個所もなく意外にあっさりと抜けることができた。
その先は、出合を超えてようやく奥ノ深谷に進入、立派な4段40m斜瀑下で一旦休憩を取ってこの滝は右手を登る。
1段目から3段目まではどうということはないが、4段目の釜がなかなかの水量で渦巻いており、ここは渋いへつりで切り抜けた。
その後は小滝を快適に、極力水線を行きながら、時には弾き返されながらの遡行。
釜では恒例の飛び込み大会を開催し、きれいなナメ床を過ぎると登山道と交差、遡行終了となった。
今回、沢登り初心者を連れての遡行となったが、ここ奥ノ深谷はコンパクトにまとまった景色も素晴らしい沢で、技量に合わせて直登や巻きを選択しながら登れる沢講習にはうってつけの沢ではないだろうか。
ちょっとヒルの心配だけがあったけど今回は姿を見ることもなく、同行の2人も快適な遡行を楽しんでもらえたのではないでしょうか。