比良 八池谷 沢登り
- 山行日
- 山域、ルート
- 比良 八池谷
- 活動内容
- 沢登り
- メンバー
- T(記)、T内
比良 八池谷 沢登り 山行記録
暑いので、納涼しに比良の八池谷に行くことにする。それまで40度に届こうかという連日の猛暑だったのに、我々が沢に入ろうとするとお天道様は嫌がらせをされたのか、生憎の曇りだ。湿気だけは異様に高い。お盆休みで混みあうガリバー旅行村の登山者用駐車場に前夜0時頃到着し、プチ宴会をして寝る。
夜半パラパラと嫌がらせの雨が降る。さて今回は山に真摯に向き合うため、カンニングペーパーともいえる遡行図は持たずに沢に入ることにする。その方が新鮮で楽しい(初めての難しい沢ではこうは行かないが)。
適当なところで沢の音を頼りに入渓する。が、少し早すぎたようで大きな堰堤を二度巻き越すことになる。やがて何やら綺麗な滝が多数現れてきたので、まず拝み、そして近寄り、登れそうなところは直登し、登れなさそうな所は巻く。(登山道が横に走っているので巻きは容易い)。しかし途中の滝でロープをセットし取り付くも、水流に押され、かつ墜落した時の支点もとれなさそうなため、あっさりと敗北を認め巻くこともあった。八淵の滝辺りは登攀の滝、巻きの鎖、より安全な登山道と色々コース取りが考えられるので何度来ても飽きることがないのだろう。しかし死亡事故も多いようで、辺りには遭難した岳人達の霊気も漂う。滝場にある遭難碑に手を合わせ、志半ばで山へ還った先人達の霊を慰め、今回の我々の山行の無事を合わせて祈る。だんだんと源流域に近づいてきたようなので、昼も回ったことだし大休止をして引き返すことにする。何がどの滝かはよく分からないが別に分からなくても流麗な滝ということで充分だ。同行のT内さんは沢登り2回目とは思えない達者ぶりで、用もないのに滝つぼにダイブしては楽しんでいる。これからは飛び込みの女王と呼ばせてもらおう。またリードも2回ほどして、半マストやその仮固定等を覚えたようなので(忘れていなければ)、頼もしい限りだ。しかしピノキオの鼻が少し伸びかけているようなので注意も必要かも。
登山道を引き返し、大擂鉢に戻って納涼水風呂大会とする。しかし暫くするとシャワークライミングとやらの大集団がやってきて猿のようなダイビング大会が始まった。歳のせいか、ダイブする気が全く起こらない。(曇天のせいかも)
昨日までの殺人的な太陽光線は今日は何処へ行った!?。天とお話をしながら水風呂から上がり、1時間ほど蒸し暑いサウナのような登山道を歩いて駐車場へ戻った。温泉はカットして渋滞に巻き込まれる前に帰ろうと思ったが、どっこい酷道161号線は迂回路のない一本道で、伊丹まで戻るのに3時間超かかった。
これでは大峰へ行くのとあまり変わらない。比良の沢は帰りの渋滞だけがネックだとつくづく感じた山行だった。(デジカメを忘れたため、写真は無しです)