大峰 下多古川から大所山 沢登り
- 山行日
- 山域、ルート
- 大峰 下多古川から大所山
- 活動内容
- 沢登り
- メンバー
- 岡島父 母 娘
- 天候
- 曇のち晴
大峰 下多古川から大所山 沢登り 山行記録
林道終点6:30出発 - 稜線1341m標高点の南コル12:10-大所山14:40-林道終点16:00下山
下多古川は沢登りの入門ルートでアプローチも近くポピュラーな沢なのだが、実は初めての沢であった。沢から何処につなげようか計画を練っていると、左岸の尾根に大所山までトレールがありブナ林が美しいとの情報。大所山は地理院地図では無名峰で、この計画を考えるまでは名前も知らなかった山であった。
源流まで詰め左岸尾根を大所山まで辿る長い行程なので、琵琶滝の上までは遊歩道を使って先を急ぐ事とした。沢の記録は多くの報告があるので詳細は省くが、琵琶の滝、中の滝以外にも立派な滝がある。標高1150m二股の手前に、トンネルの様に岩盤を穿って洞窟の奥から滝が流れ出ている様な不思議な斜瀑があった。左岸から巻いてその滝上に行ってみると沢の水が川底に吸込まれている。何かの地変で沢底の栓が抜けてしまった様子だ。
二股から上流は一変して明るいブナ林の緩やかな流れとなり一夜を明かしたくなる源流地帯。次は新緑の時季に泊まりに来よう。
やぶ漕ぎ無しで尾根に上がり北北東へと大所山への尾根を歩く。所どころシャクナゲの藪が覆っているが微かな踏み跡とマーキングを追って行けばよい。途中岩場のトラバースがあり足場が崩れ易いので念のため細引きロープで確保してクライムダウンした。大所山付近は明瞭な登山道となり安心して歩ける。
初めての下多古川はコンパクトにまとまった美しい沢と静かな山頂を味わえる山行でした。