初冬の槍ヶ岳 登山
- 山行日
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- 山域、ルート
- 初冬の槍ヶ岳
- 活動内容
- 登山
- メンバー
- 岡島×2、大西、山村、浦本
初冬の槍ヶ岳 登山の山行記録
11/23(勤労感謝の日) 晴
新穂高9:30-槍平14:00
新雪が薄っすらと積もった登山道を行く。ここから槍ヶ岳は見えないが、蒲田富士や飛騨尾根が正面に見える。
槍平の冬季小屋は変わらず。20年以上前に冬合宿で新人の山田君や彩ちゃん達と小屋で一泊して槍ヶ岳に登ったことを思い出す。
11/24(土) 快晴
槍平6:00-千丈乗越10:00-槍ヶ岳山荘12:30
千丈乗越に上がる途中の急斜面でアイゼンを着ける。飛騨沢コースに比べて西鎌ルートは少し遠回りになるが、陽が当たって温かく、山々の眺めが楽しい。先ず南方に乗鞍が姿を出し、中崎尾根の後ろに笠ケ岳と巨大な抜戸岳が全貌を現す。鏡平小屋もすぐそばに見える。
乗越に上がると、間近に双六、雲ノ平、鷲羽、水晶。少し奥には黒部五郎、薬師。その右奥には立山、剱の八つ峰のギザギザも認められる。東に転じて野口五郎の向こう側は後立が連なり、鹿島槍の双耳峰が白く輝いている。
槍の小屋は直ぐそこに見えているがまだ2時間以上かかる。高度を上げるに従って展望は更に素晴らしくなり、呼吸を整えるのに立ち止まるのも楽しい。山荘にたどり着くと向こう側には富士山と南アルプスが見渡せる。直ぐ南側の穂高連峰は大喰岳がじゃまして、前穂と北尾根しか見えない。
まだ時間は早いが穂先は明朝のご来光に取って置き、新しい冬季小屋に潜り込む。山村さんの作ってくれたゼンザイを頂き、大西さんのホットウイスキーを軽くよばれてシュラフに入って昼寝をする。
11/25(日) 曇り時々晴れ
発6:30-頂上7:00 小屋発8:00-新穂高下山14:30
二日酔いか高度のためか頭が重い。何時でも出発できるように身支度を整えるが、外はガスで視界が無い。薄明るくなると穂先のシルエットが見え隠れするので空身で出発。
頂上の祠で集合写真を撮る。顔ぶれは違うが同じ構図の記念写真が一枚増えた。一瞬ガスが切れ、朝焼けの黒部源流の山々がチラッと見えた。待っていた瞬間だ。
来年の新たな時代をあの山々の何処かで迎えたい。