錫杖岳 アイスクライミング

山行日
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山域、ルート
錫杖岳
活動内容
アイスクライミング
メンバー
丹波山岳会 M(リーダー)、F、Y、神戸山岳会 前田(記)

錫杖岳 アイスクライミングの山行記録

こんにちは、前田です。今回は3連休で丹波山岳会の皆さんに錫杖岳に連れて行ってもらいました。写真はないです。

1日目

前泊して錫杖入り、しばらく雪が降っておらず、トレースがバッチリ残っていたため2時間ほど歩いて9時頃岩小屋着。アプローチの途中で見えた錫杖岳はマジ威圧感超ヤベー。中でも、黒い岩肌を割る白い雷光のような1ルンゼの氷瀑がエモい。今回は先行パーティーがいたため岩小屋から少し歩いた所にテント設営。設営後、私はMさんに連れられて1ルンゼへ、FさんとYさんは2ルンゼへ。

1ルンゼ1ピッチ目はWI5ということで、リードをMさんにお任せした。フォローで何度もテンションをかけて登る。核心部はさっぱり足がかりが見つからない上に、幾度も塵雪崩に襲われる。長い時は1分以上もスノーシャワーを浴びせられ精神的に痛めつけられる。2ピッチ目は傾斜の緩い氷瀑と雪田でここはリード。3ピッチ目は4~5mの立った氷瀑、Mさんリードで左側を登る。4ピッチ目は上部2~3mだけ立っている氷瀑で私がリードするも、腕がすでに限界でフォール、その際の落氷でMさんが顔に傷を負ってしまい申し訳ないことをした。リードで抜けられなさそうなのでMさんにリードを交代してもらい4ピッチ目を抜ける。そこで5ピッチ目に挑むと暗くなることに気付き、アバラコフに捨て縄で懸垂し撤退。FさんYさんは2ルンゼで4ピッチ目まで行ったとのこと。午後から雪が降り出す。

2日目

2日目はMさんと3ルンゼに挑む。1ピッチ目を私リードのコンテで抜ける。昨日からしんしんと降り積もった雪がかなりの頻度で浴びせかけられる。2ピッチ目はフォローに回る。氷が薄く核心部でプロテクションが取れず危ない。3ピッチ目はトンネル状のチムニーを抜けるピッチでリードをさせてもらった。なかなか楽しいピッチ。トンネルを抜けたとたんスノーシャワーを浴びせられ、穴に残した足を取られそうになる。4ピッチ目はMさんのリードでアックスのよく刺さる右の壁を登る。4ピッチ目が終わった所で、5ピッチ目のリードは私の番だが何やら難しそうで自信がなく、日が暮れる前に下まで降りるつもりでもあったのでここでリタイアし懸垂で撤退。FさんとYさんと合流し車まで戻る。

3日目

この日は4人で善五郎の滝に転戦。スノーシューで氷瀑見物に来ている観光客が見守る中、お昼前までアイスクライミングを楽しんだ。