安曇川水系 ヘク谷 沢登り

山行日
山域、ルート
安曇川水系 ヘク谷
活動内容
沢登り
メンバー
H、I(記)

安曇川水系 ヘク谷 沢登りの山行記録

今年の沢始めとして、南紀の名渓2本立てで計画する。
しかし、無情にもピンポイントで2日間、雨予報となってしまう。
考えた末、南部よりも雨雲がかかるのが遅い、北部ヘク谷日帰りに計画を切り替える。
でも、やっぱり雨から逃れることはできなかった(哀・・・。)
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6月14日(金)曇り後雨

深夜、すっかり忘れていた名神工事通行止めを回避しながら、琵琶湖畔の道の駅に到着するも何故か雨が本降り。
仮眠から目覚めると雨は止んでいたものの、いつ降り出してもおかしくない曇天だ。
軽く朝食を摂り、峠を越えて葛川坂下へ向かう。
坂下トンネルを抜けて左の細い側道に入り、国道下の空スペースに駐車する。
目の前がヘク谷で、アプローチが楽なのは嬉しい限り。
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短パンを忘れたので、カッパを履いて準備し、入渓する。
安曇川を渡渉して対岸の細い水流に入り、うっそうとした樹林帯の中を進む。
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過去の台風等の影響か、倒木が多い。
当日、詳しいトポが手元になかったので、以下、印象に残った滝等を記録しておく。
標高470m付近に現れた2段滝(2条8m滝?)だが、濡れるのが嫌なので、左の大岩を縫うようにして中段に登り、更に左の岩穴から上部へ抜ける。
滑って悪そうだったので、後続は、中段にて腰絡みで確保する。
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その後はお手頃な斜滝が連続し、殆どが水流沿いに越えて行ける。
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この多段滝は、登れそうになかったので左から巻き上がる。
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その後も、お手頃滝が続く。
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標高620m付近に現れた2条12m滝。
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冷水を浴びたくないが、左手水流沿いなら登れそうだ。
ロープを引いて左からステップを右上し、中段から左手の水流沿いを登る。
容易に見えたが、抜け口が意外に悪く、水流沿いのスタンスを拾いながら、じわりと乗っ越す。
右岸の岩肌に沢山の錆び付いた残置ハーケンがあったが、一本補強打ちして後続をビレイ。釜をもった3m滝を越えると、標高670m付近に現れた核心の2段15m滝。
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ご丁寧に、滝の右手にピンクリボンが付いたハーケンが要所要所に打ち込んである。
暫く逡巡し、大人しく左岸を高巻くことにする。
しかし、この高巻きは、濡れた落ち葉の滑り易い急斜面で手がかりも少なく、高度感も相俟って結構悪かった。
これを越えると直ぐに、この谷最大の18m滝。(標高720m付近)
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直瀑は迫力があるが、飛沫で冷えて寒いので、そうそうに左岸のガレ場を巻き上がる。
このガレ場は脆く崩れやすいので注意が必要だが、小さく巻ける。
核心部を抜けたので大滝上で、暫く大休止する。
休憩中にヒルが首の後ろを這っているのに気付き、慌てて振り払う。(高巻き時に付着したようだ。)
この先、谷は狭まり、小滝が連続する。
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最後の3m小滝が滑り易く、抜けるのに少々手こずる。
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そして標高760m付近の最初の二俣を右に進む。
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傾斜と流れが穏やかになり、釜を持った2mナメ滝等の小滝を越えて行く。
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標高810m付近の二俣は右手に進む。(崩壊した植林小屋跡?あり。)
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標高870m付近で右手から小さい沢が合流するが、そのまま進み次の二俣へ。
直ぐ先の二俣は、右手に赤茶色の5mナメ滝がかかるので、これを登る。
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抜け口の手がかりが少なく、垂れ下がった木の枝でA0。
これを越えると水流がなくなり、巨岩の積み重なった岩場を縫うように越えて行くが、疲労感の濃いオッサンにはしんどい。
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辺りは霧に包まれ、仙人でも出てきそうな幻想的な雰囲気だ。
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次の二俣から沢は更に狭まり、石がゴロゴロして歩きにくいので、右岸沿いの踏み跡を辿る。
最後の二俣を右手(南西)に進み、暫く沢筋を辿ると、待望の小女郎ヶ池に飛び出した。
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晴れていれば間違いなく昼寝だが、視界がなく強風が吹き抜けていくので、その余裕すらない。
寒さに震えながら、靴を履き替えていると、ポツリポツリと雨が降り出す。
急いで下山と重い腰を上げるも、視界が悪いので、下山方向も定まらない。
コンパスで方角を確認しながら、坂下への細い登山道を辿る。
途中で本降りが土砂降りに変わり、やるせない気持ちになりながら、ポツポツと下る。
登山道は、倒木等で所々荒れており、特に標高650m付近の緩傾斜面は、注意が必要。(北進だが西方の谷間に降りる踏み跡あり。)
漸くサカ谷まで下山するも、渡渉で、まさかのドボンをかまし、更に気持ちが萎える。
何気なく濡れた足元に目をやると、沢山小枝が付いているなと思いきや、大量のヒルが纏わり付いているではないか!?
これはヤバイ!と登山口まで小走りに下り、一匹一匹丁寧に指で摘まんで取り除く。
ヒル地獄を脱し、舗装路を10分程歩いて駐車地まで戻る。
入念にヒルチェックしながら着替えると、案の定、何匹か喰らい付いていたので、忌避剤で、旅立っていただく。
帰りは、少し遠回りになるが、朽木温泉てんくうで汗を流し、大津市内でご当地ラーメンを食べて帰路に着く。

コースタイム:駐車地0630~0830 2条12m滝~0910 2段15m滝~0935 18m滝~1020最初の二俣~1040 2つ目の二俣(本谷分岐)~1115 3つ目の二俣(5mナメ滝)11404つ目の二俣(涸沢)~1200小女郎ヶ池1225~1400サカ谷登山口~1410駐車地
平面距離:7.52km、累積標高(登り、下り)1,100m


初級者向けの沢と思って急遽選んだが、渋い滝もあり、意外と登り応えがあった。
もう少し天気が良ければ、積極的に登れた気もするが・・・。
過去の台風等の影響か、倒木が多く、所々荒れた雰囲気なのが残念。
ヒルは、沢沿いと、登山道に多数生息している模様です。(雨天時は特に活動が活発?)
Hさん、雨の中お疲れさまでした!また懲りずに次回もよろしくです!