大峰山脈 十津川水系 舟ノ川 入谷 ナメラ谷 沢登り
- 山行日
- 山域、ルート
- 大峰山脈 十津川水系 舟ノ川 入谷 ナメラ谷
- 活動内容
- 沢登り
- メンバー
- 岩瀬た(L、記録)、H、OKD
大峰山脈 十津川水系 舟ノ川 入谷 ナメラ谷 沢登りの山行記録
こんにちは、岩瀬た、です。
大峰山脈のナメラ谷に行ってきました。
僕にとっては今年の沢初めの山行でして、「やはり沢初めは、誰が何と言おうと大峰に限るな。」と思っているので、無事に(上部で少し難儀したけど)行くことができて良かったです。
以下、山行記録です。
装備
30mロープx2
カムC4#0.75~2
ハーケン
アッセンダー
その他沢装備
行程概要
6/28
前泊
6/29 晴れ時々曇り 前日降雨無し
6:30 入谷林道ゲート
7:40 ナメラ谷出合 入渓
7:50 3段15m滝
8:10 10x15m斜滝
8:35 大ゴルジュ入口 20m滝
9:30 12m滝
10:20 懸垂後、沢復帰 左岸巻きへ移る
11:40 大ゴルジュ出口、休憩
13:40 謎の滝、ルートミス?
14:40 トップリ尾根を経て登山道へ
16:00 頂仙岳近くから下山開始
19:00 駐車地、下山完了
行程詳細
6/28
前夜、神戸にてOKDさんが迎えに来てくれて(いつも本当にありがとうございます)、国道168号線を進む。
笛吹童子ことHさんが最近手に入れたリコーダーで奏でる「A WHOLE NEW WORLD」を聴きながら猿谷ダム近くで眠りに着く。
6/29
5時起床。朝ごはんを食べ、準備して、入谷林道を車止めゲートまで。
意気揚々と出発。
何を喋ったか覚えていないけれど、くだらない話をしながら1時間少し林道を歩いて、広場になってるところから緩傾斜を降りて、ナメラ谷の出合に到着。ギアを整えて入渓。
最初の仄暗い3段15mは釜を泳いで取り付いてみるも、3段目が悪そうなので巻くことに。っていうか思ってたよりも水めっちゃ冷たくて寒い.。
ほどなくして、ジェット水流の10x15mの斜滝に出くわす。
一目見て僕は巻く気満々だったので巻道を探してると、OKDさんがサクサクと直登。続いてHさんもサクサク。
えぇ~いけるかなぁ。。。と思いながら取り付いてみると、思いのほかフリクションも悪くなくて、ビビりつつステミング突破。やれやれ。ロープ出してもらうか一瞬迷ったけど、登ってみれば楽しい直登だ。仮に滑っても身体を強打しつつ釜にドボンなので、まぁ、変な体勢で落ちなければどうにか大丈夫だろう。
一目見て僕はまたも巻く気満々だったので、OKDさんが直登する気にならないうちにリードを買って出て右岸を小さく巻き上がる。
この日の僕の最初で最後のリードだったけど、ぼちぼち緊張感のある良い巻きだった。
一目見て僕はまたまた巻く気満々だったけど、OKDさんがロープを出して取り付いた。やられた。
ツルツルのスラブ面を、大きな倒木を利用して突破していく。
回収フォローできる自信も湧いてこなかったので、Hさんにラストをお願いして、セカンドで上がる。
いけるかな。。。と思いつつ取り付いてみると、案の定スラブ面はツルツルで、倒木を必死に掴んでどうにか登る。やれやれ。
続いてHさんも登って、普通に上がってきてた。
そのままリード交代で、Hさんが滝の先まで。
いくつかの滝を掛けるゴルジュを横目に、懸垂やら高巻きやらをして、明るい場所でしばし休憩。
大峰の沢っぽい(気がする)、綺麗なゴーロと時折現れる滝を各々登ったり巻いたりしながら進む。
遡行図の10m滝かと思わせる滝に出くわす。
シャワーだし寒そうなので、例によって一目見て僕は巻く気満々だったけど、またもOKDさんがロープを出して取り付いた。やられた。
(後日談では、Hさんと僕の「はよ行きーな」というオーラを感じて忖度してそれぞれの滝に取り付いていたらしい。。。いや、そんなオーラ出して無いですよ!笑)
上部の悪そうな箇所を登って、落ち口へ。
続いてHさんも登る。ムーブを思いっきり真似しながら僕も登れて、嬉しい気分でいっぱい。
これで悪場は終わりだな!と思ってたら、また10mクラスの滝にぶつかる。
「あれ~、さっきのって10m滝じゃなかったんかなぁ?」
と言いつつ、謎の滝の横に走るゴルジュ状になってる箇所を進むと、結構ボロボロ。
迷った挙句巻くことにする。
そこからだんだんと現在地に不安が出てきたので、この辺でやめとくことにして右手の尾根めがけて詰め上がる。
なんやかんやと悪い急登を経て、背の低いクマザサの茂るなだらかで気持ちの良い尾根に出た。予定よりも遅くなってしまった。
地図とGPSとで現在地を把握。予定とは違うところに詰め上がってしまったよう。
あのまま沢を進んでもたぶん変な感じだっただろうし、どこかで沢筋を間違えたようだ。もしくは渓相が大きく変わっていたか。
沢登りは楽しい。
運良く電波が入ったので、下山が予定より遅れそうな旨連絡して、尾根伝いに登山道まで。
頂仙岳の横から下山開始。
ところどころ尾根が派生していて気を抜いたら迷いそうだったので、3人それぞれ地形図とコンパスを見ながら「そっち合ってます?こっちの尾根ちゃいますか。」「いや、その先結構立ってるで。この方向で合ってるで。」などと相談しつつ、時折GPSを確認して、降りる。
無事に林道まで降りてきて、ブラブラと他愛無い話をしながら駐車地まで戻りました。
下山完了。
以上、山行報告でした。
計画当初は、「そんなに難しく無いけど、“山登りしてるな!!”みたいな沢登りしよう。」と思っていて、安心しながらも緊張して、僕的にがっつり滝に向かい、巻きも詰めも下山もぼちぼち頭を使ったし、良い山行ができました。
夏だな~!と思います!!
Hさん、OKDさん、ありがとうございました!またお願いします◎
余談ですが、ロストアローのホームページにトラッドクライマーのヘイゼル・フィンドレイの記事が載っていて、基本的にはスポーツクライミングの感覚に沿って書かれていますが、スポーツクライミングの枠を外れて、トラッドやアルパインや、仕事にも応用できる内容でしたので、リンクを貼っとこうと思います。
是非読んでみてください◎
- ヘイゼル・フィンドレイ メンタルトレーニングシリーズ:PART1 - 身体の動くままに登らせよう
https://www.lostarrow.co.jp/blackdiamond/stories/EX2020_BD_hazel_findlay_mental_training_part_1.html - ヘイゼル・フィンドレイ メンタルトレーニングシリーズ:PART2ーフローの謎を解く
https://www.lostarrow.co.jp/blackdiamond/stories/EX2020_BD_hazel_findlay_mental_training_part_2.html - ヘイゼル・フィンドレイ メンタルトレーニングシリーズ:PART3ーより強いメンタルを手に入れるには
https://www.lostarrow.co.jp/blackdiamond/stories/EX2020_BD_hazel_findlay_mental_training_part_3.html