台高 黒倉又谷 沢登り
- 山行日
- 山域、ルート
- 台高 黒倉又谷
- 活動内容
- 沢登り
- メンバー
- S川、橘(記)
台高 黒倉又谷 沢登りの山行記録
当初、白倉又谷に1週間前に行く予定をしていたが、今年の長梅雨はしぶとく、1週間後にはまさか梅雨は明けているだろうと期待したのだが連日の大雨が止まず、白倉又谷はゴルジュの連瀑の高巻きが多そうで、嵌まると危ないということで水量のやや少な目でゴルジュも少なそうな1本横の黒倉又谷へ急遽変更する。
前夜2時前に筏場に着き、小宴会をして寝る。翌朝5時起床。6時発。勝手知ったる山域なので、仕事疲れのだるい身体をなんとか取り付きを目指して歩かす。黒倉又谷の取り付きに到着し、装備を整えて入渓。大きな滝はほとんどなく、ロープを出さずに越えていく。一か所でショルダーで大岩をずり上がる。
曇天の中をトボトボといくつもの3m滝を越えていくとやがて飯場跡に着。時刻は11時過ぎだが、ここでコーヒーを沸かして早めの昼飯とする。ここまで巻きも殆ど無く、順調に沢を遡れた。
大休憩後、薄い踏み後を探しながらメインイベントの下山にかかる。最初の内はピンクテープが各所にあり、これは楽勝かと思いきや、迷いやすい地形になると忽然と目印が消えるいつものパターン。しばらく行きつ戻りつを繰り返しながら慎重に地形図とGPSとコンパスを見比べながら降りる、楽しいひと時を過ごすと、やがて又何やら別の目印が現れだした。と同時に踏み跡も明瞭になる。迷いやすい所にテープを付けてもらいたいものだが先人達も迷っている最中は目印をつける余裕もなく、踏み後明瞭となって、また余裕がでて印を付けまくるのだろう。迷う分岐点まで戻って目印を付けに行く親切な岳人はいないものか。。
また明瞭化した道をたどる事約40分で目出度く滝道に出た。
話のついでに五色の湯跡?の対岸までS川君に増水の川を渡渉して見て来てもらうが、やはり時の流れとともに源泉も枯渇しているようだった。それにしても連日の大雨で沢も本流も増水していて水圧には神経を使う。
車に戻り、入之波温泉へ寄るが、生憎の休館、それならばと国道添いの杉の湯に寄るとここも定休日、それならばと中房温泉へと行ってみると、コロナ対策で町民以外の入浴お断りの張り紙が。。
沢に入って痒くなった体をエアコンで冷やしながら桜井の明日香の湯にやっとたどり着き、一息つく。ここの温泉は安くて広くて洞窟風呂?も有り、なかなかお勧めだ。ここまで沢から下りて1時間半ほどかかったが。。同行のS川君、お疲れ様でした!
ヒルはいなかった。魚影はちらほら。岩は黒くてよく滑った。新品のフエルト靴底が馴染んでなかった為か?
遡行日の二日後に梅雨が明け、以降週間天気予報はオセロゲームのように曇り予報がすべて晴れマークに反転した。梅雨明けの予測はどうもファジーだ。