立山 薬師岳 縦走

山行日
-
山域、ルート
立山 薬師岳
活動内容
縦走
メンバー
岡島×2

立山 薬師岳 縦走の山行記録

8/12(水) 雨     雷鳥沢キャンプ場 C1
8/13(木) ガス/雨  五色が原 C2
8/14(金) 晴     スゴ乗越 C3
8/15(土) 曇     薬師岳―薬師峠 合宿BC
8/16(日) 曇     折立 下山

30年以上山登りをして来たのに立山と薬師には一度も登ったことが無かった。百名山コレクション主義ではないが、数年前の五月に立山スキー登山を計画したが悪天で立山ケーブルが運休のため、近くのオートキャンプ場で懇親会だけの不発に終わった時に、下山後の常願寺川の河川敷から見えた劔、立山、黒部の連なりに圧倒され、いつか一度は歩いてみたいと思っていた。立山・薬師縦走はヤマケイガイドのお奨めコースなので詳細は割愛する。めざすは薬師を越え赤木沢の本隊と合流するに在り。

2日目もガスと雨、雄山はいつかの今度に残しておき、休むと寒いので一ノ越から先へと歩を進める。この酷暑の折に何とぜい沢な避暑かと思う。ザラ峠は吹き抜けが強く、越中の佐々成正が天正12年冬にザラ峠越え黒部横断針ノ木越えで駿河の徳川家康に参上したという“Trans Japan Alps” を感慨する余裕も無し。悪天のお陰で雷鳥ファミリーが何家族も出歩いていた。

3日目は快晴の稜線歩き。南の黒部源流方面は黒部五郎岳の向こうに笠ヶ岳まで見渡せる。薬師岳の中腹にスゴ乗越小屋の赤い屋根が近く見えるが歩くと意外に遠い。足元も見るものが多く、シナノキンバイ、ハクサンフウロ、チングルマ、ヨツバシオガマなど定番の高山植物もまだ見頃を保っている。

4日目に薬師岳を越える。ガスで視界は無いが時間に余裕があるので途中でお茶を沸かしたりラーメンを作ったりしながら、急ぐ必要のないトレッキングを味わう。薬師峠キャンプ場に12時頃に着いた。KACのテントは直ぐに判った。隣にテントを張っていた方が下山するのでその跡の天場を譲ってくれた。その方の談では「隣のテントは学生さん達のパーティーだよ。」

その学生さん達の9人パーティーが予定どおり16時に赤木沢から帰還。谷口君や岡田君はコーチ、城ちゃんはOG、大西さんは顧問の先生の様でした。皆さんお疲れ様でした。その夜は合宿の大鍋料理と、ワイン、焼酎、酒、ウイスキーの飲み放題を遠慮無く頂く。

最後だけ合宿の勝手をして申し訳ありませんでしたが、お陰さまで立山から薬師まで歩く念願が叶いました。

越中沢岳付近から 立山 薬師岳 縦走
越中沢岳付近から越中沢岳付近
中央の奥に笠ヶ岳、左の赤牛岳の奥に槍の穂先が見える
スゴ乗越へ 立山 薬師岳 縦走
スゴ乗越へスゴ乗越へ
スカイラインの笠ヶ岳、黒部五郎の下に、雲の平の緩い斜面
手前のスゴの頭の左側が薬師見平の当たり