御在所岳 前尾根 アルパインクライミング

山行日
山域、ルート
御在所岳 前尾根
活動内容
アルパインクライミング
メンバー
橘、須川(記)

御在所岳 前尾根 アルパインクライミングの山行記録

最近クライミングの練習も出来ているので、久しぶりに挑戦したいと思っていた御在所岳前尾根に橘さんと行ってきたので報告します。

21時半にJR西宮駅で集合し橘号で出発。新名神高速道路の菰野ICから行くほうが早いようだが、高速料金が高いという理由で名神高速道路の栗東湖南ICから地道で行く。鈴鹿スカイラインの裏道登山道出会いで幕営するが、峠を走る走り屋が多く山の静けさが爆音でかき消される。明日の天気予報はあいにくの雨。晴れることを祈りつつ、ささやかな宴会で昔話に花を咲かせる。

翌朝、テントを叩きつける雨音で目が覚める。諦めムードが漂う中、ダラダラと過ごす。7時ぐらいから日帰り登山の車が続々と到着してきた。雨の中縦走するらしい。クライマーのガチャを準備する金属音も聞こえる。我々も「せめて取付きまで」と、重い腰を上げて出発する。途中から雨も止んできたが視界が悪くウサギの耳に気づかずに迷いながら藤内壁出会いに。
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ここまでくると記憶が鮮明によみがえり前尾根取付きまで到着。当初はP7とP6は巻けるので無理しないようにと思っていたが、先行パーティーが登っていたのでその後を登らせてもらう。取付きのP7は須川がリードする。下部のクラックは直登するが上部は右にエスケープした。1番と2番のカムが効き、終了点はしっかりしている。雨が降ったりやんだりしているが、ルートを選べば難しくないので快適に登れる。
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P4位から先行パーティーがつかえだし渋滞に。10月の日曜日の人気ルートなので致し方ない。順番待ちの中、他パーティーと話を弾ませ本チャン気分を味わう。P3も抜けていよいよP2ヤグラに。前回来たときは登れなかった課題ルート。今までの登攀でテンションも上がりクライマーズハイ状態なのでリードさせてもらう。下部は雨で濡れておりヌルヌルで気持ち悪い。上部は高度感で緊張する。ザックが邪魔だがズリズリとなんとか登り切り登攀終了。
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今までの緊張が解き放たれ一気に疲れが襲う。すっかり雨も止み裏道登山道で下山。
湯の山温泉の国民宿舎で日帰り入浴(500円)で疲れを癒す。

まとめ

天気が悪く、諦めムードが漂う中なんとか完登できてよかった。難しいフリークライミングは苦手だが、簡単なマルチピッチクライミングは本当に楽しい。最高の山行を共にできた橘さんに感謝。また行きましょう。