御在所岳 中尾根、一ノ壁 マルチピッチクライミング

山行日
山域、ルート
御在所岳 中尾根、一ノ壁
活動内容
マルチピッチクライミング
メンバー
岸本、藤本、谷口

御在所岳 中尾根、一ノ壁 マルチピッチクライミングの山行記録

はじめまして
新人の岸本です。
藤本さん、谷口さんの御在所中尾根にご一緒させていただいたので、拙筆ながら報告いたします。

集合場所は裏道登山口から30分ほど歩いたテン場。
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お二人は昨日、一ノ壁に登ってらっしゃったそうで、テント泊明けです。

さて、早々と準備を済ませアプローチ。一時、藪をこぎを強いられ、道を疑った場面もありましたが大きなロスもなく、P4取り付きへ。

8:30ごろ登攀開始。P4、1ピッチ目のチムニーは谷口さんリード。チョックストーンの下をもじもじとかいくぐる愉快なルート。
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そして2ピッチ目、藤本さんリード
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ビレイをさせてもらいましたが、ルートの兼ね合いを見て左右別々に繰り出すダブルロープの操作が面白い

そこから少し歩けばP3の取り付きへはすぐ!そして3ピッチ目、リードさせてもらいました。
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落ちるような場所ではないものの、初めて実戦で使用するカム。キマりそうな場所を血眼になって探します。
アドバイスをいただきながらなんとか登りきったところで、P3とP2へのコルへ懸垂下降。

12:45
おやつタイムを挟んで2ピン目のハンガーが取れて危ないとウワサのP2、ルート核心部。
私は震え上がっていましたが、ここは谷口さん、バチッとキメて下さいました。
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そのピッチを登り終えると、今度は吹き付ける風の寒さに震え上がる一同。
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そして凍えながらも最後にオニギリ岩のてっぺんまで藤本さんリード。
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P2頂上で、P1へと続く隣のワイドクラックを眺めて「ここで終了するパーティーが多い」と、下降することに。
(帰宅後、先日中尾根に取り付いた別メンバーがしっかりP1まで登ったという記録を見て、ショックを受ける。)

14時半ごろ(?)P2取り付き→中尾根バットレス基部へとラッペル。
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そのまま、下山路途中の一ノ壁で1本登らせて頂けることに。

テンクォーター5.10a特段難しい箇所はないものの、ボルトの間隔が広い広い。クリップする度、遥か頭上に見えるボルトに足がすくみます。
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「え、あそこまでボルトないの?」たぐり落ちしようものなら、それは派手にフォールすることでしょう。登りきってみると無駄なボルトを廃したピリ辛い良いルートです。

程よく御在所を満喫した16:00ごろ、一ノ壁基部から下山

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テン場でデポを回収した後のボッカ。

初ダブルロープ、初トラッドと初めてづくし、怖じ気づきっぱなしの初山行でしたが、先輩方のフォローのおかげで楽しむことができました。
P1に登るという宿題ができ、自身の課題も発見できたとても良い山行でした。