八ヶ岳 赤岩の氷柱 アイスクライミング
- 山行日
- 山域、ルート
- 八ヶ岳 赤岩の氷柱
- 活動内容
- アイスクライミング
- メンバー
- 野田さん(会外)、吉澤さん(会外)、岩瀬た(記)
八ヶ岳 赤岩の氷柱 アイスクライミングの山行記録
装備
スクリュー9本(野田さん)
スクリュー3本(吉澤さん)
スクリュー8本(岩瀬た)
※スクリューは各自で使った
60mシングルロープ
50mシングルロープ(不使用)
行程概要
5:00 赤岳山荘駐車場 出発
7:00 赤岩の氷柱 各人3本登る
12:00 赤岩の氷柱上
14:00 赤岩の頭
16:00赤岳山荘駐車場
行程詳細
元々は乙女渓谷の夫婦滝に登る予定だったけれど、結氷がイマイチな見込みだったので八ヶ岳赤岩の氷柱に変更。
前夜20:30に岡場を出発して0:30に諏訪湖SAに到着・仮眠。
3:00に出発し途中のコンビニで朝ごはんを食べたりして4:30赤岳山荘駐車場。準備を整えて入山。
しっかりしたトレースがついていたので迷うことなくラッセル無しで赤岩の氷柱に到着。
アプローチのルートどりとしては、北沢から赤岩の頭に向かう支流を詰めて行って、扇状の円形劇場のようになったところで左岸(東側)の小尾根を超えた沢をトラバース気味に詰めると到着する。
赤岩の氷柱が目に入った時、僕は写真で見た通りの良い感じの滝だと思ったけど野田さんは想像してたよりしょぼく感じたようで少し残念そう。野田さんは先日摩利支天大滝で痺れるクライミングをした後で、赤岩の氷柱はガイドブック的には八ヶ岳でも難しい部類に入る滝だったようなのでなおさらだったのでしょう。
土日と前日の祝日で結構な人数が登りに来てたみたいで穴ぼこだらけ。
赤岩の氷柱は二条の滝で、左はクラゲ状になっていて氷柱が下までつながっていない。右はしっかりしていていくつかルートを取れそう。
とりあえず右を登ってみようと近づいて見てみると、穴ぼこだらけに見えてたのは自然の造形で、小さい氷柱の集合体でできている滝のため、隙間がたくさんあることがわかった。
「意外と悪いのかもしれませんね?」
と言いつつジャンケンをして、野田さんがリード。
難なく登って降りてくる。
30mほどロープが出たので、60mロープ持ってきて良かった。
次は僕の番で、自分の番がくるまではリードするつもりだったけどトップロープがセットされたのでなんだか甘えてしまってトップロープでのトライにする。
傾斜は強いけどひっかける穴はたくさんあるのと足場もあるので楽しく登れた。しかし綺麗な面の氷がなかなか無いのでスクリューを打つ場所には難儀する感じだ。
吉澤さんも登る。途中、結構デカい氷を叩き割ってしまって顔面に直撃。しばし悶絶した後にまた登り始めて無事トップアウト。鼻の頭が少し切れてた。
次は左の滝へ。
左の滝は全体的に下まで繋がっておらず、登れるラインは一番左のみ。8m程のバーチカルから棚に上がって滝芯に移っていく感じ。
これまた野田さんのリードでトップロープを張って僕も吉澤さんも登る。
後々知ったことですが、吉澤さんは実は赤岳鉱泉のアイスキャンデー以外では初アイスだったようで、その割にこのバーチカルをテンションかけずに登って行って、なかなかすごい。
右の滝と左の滝を一巡したところで稜線まで抜けることにして、一回くらいはリードしないとなと思って改めて右の滝をリードさせてもらう。
トップロープで登った時は簡単だったけどリードで登るとやっぱり結構緊張。野田さんがリードしたときの倍ほどの数のスクリューを打ちながら登って時間かかってしまった。
そのまま3人とも滝を抜けて、赤岩の頭にむけてラッセル開始。
このラッセルがなかなかにしんどくて、腰あたりまで終始ズボズボはまる。
交代番子でラッセル。
僕と吉澤さんは後半力尽きてきて目に見えてペースが遅くなっていくけれど、それと反比例するかのように野田さんがガシガシ進んでいく。
1番後ろに回って休憩して追いかけるも、ついに追いつくことができなくなってしまった。野田さん強すぎる。。!!!
ゼエゼエ言いながら野田さんの待つ赤岩の頭で記念撮影&小休止。
2時間ほどで赤岩の頭まで来れたけど、野田さんじゃなかったら倍ほど時間かかってるんじゃないかなと思う。
野田さんの「トレラン下山で!」という恐怖の号令とともに下山開始。(不慣れな僕は早歩きが精一杯だった。笑)
僕の感覚では調子良く降りて、赤岳鉱泉で吉澤さんと休憩しつつ「野田さんハンパなく早いですね?駐車場着く頃にはもう待ち切れず車出発してしまってるかもしれませんね?」などと話していると、先に降りて行ったはずの野田さんが1番最後にヘロヘロになって到着。え、なんで!?
下る道を間違えてまさかの登り返したりしていたらしい。なんてこった。
その後も早足で降りて、ヘロヘロになりながら駐車場に着きました。
今回はとっても天気が良くて風も弱く、良いタイミングで入山できて嬉しかったです!
野田さん、吉澤さん、ありがとうございました!!