御在所岳 3ルンゼ 2ルンゼ アルパインアイスクライミング

山行日
山域、ルート
御在所岳 3ルンゼ 2ルンゼ
活動内容
アルパインアイスクライミング
メンバー
岩瀬た、OKD、長野

御在所岳 3ルンゼ 2ルンゼ アルパインアイスクライミングの山行記録

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こんにちは、岩瀬た、です。
OKDさんと長野さんと、御在所岳にアイスクライミングに行ってきました。

遅ればせながらの今季初アイスで、積雪多くまたもやラッセル山行となりました。
3ルンゼと2ルンゼで登って、想定外の事態がありつつも良いアイス初めができたと思います。

以下、山行記録です。


行程概要

1/15 曇時々晴
6:30 鈴鹿スカイラインゲート前駐車地出発
7:30 藤内小屋
11:30 3ルンゼ
14:00 2ルンゼ
17:00 下山開始
17:50 藤内小屋
19:00 駐車地

行程詳細

今週後半の冷え込みで思っていたより御在所岳にも雪が降っていたようで駐車地からすでに20cmくらい積もった柔らかな雪を踏んで藤内小屋を経て藤内沢分岐で少し休憩をする。
1人、僕らの前を行くトレースがあったけれど途中から行く場所が違い踏み抜きつつの腰高のフルラッセルになる。わかん持ってくるべきだったな。
まずは藤内滝凍ってないかな?と見に行く。

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藤内滝は結氷薄く、アックスで叩いたらボロボロ崩れたので諦める。

しょうがないのでラッセルに藪漕ぎが加わったいやな巻き。
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沢に復帰したら単独の人と1パーティーが追いついてきて順繰りにラッセルを回す。
さらにその後別ルートから来てるやたらラッセルの早いトップのいる別パーティーと合流。

やたら早くラッセルしてる人は僕らと同じツボ足ながら、左手にスコップ、右手にピッケルで、うまく荷重を分散させてサクサクと進んでいく。ラッセルの良い参考になった。

結局その人の後ろを歩く形になってようやく3ルンゼに到着。ラッセルありがとうございました。もうお昼だ。

ロープウェイ組が1組すでに登っていて、下からも続々と登ってくる。

休憩そこそこにクライミング開始。
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結構雪がついていて、10mくらいしかなかったけれど良いウォーミングアップだ。昨シーズンのことを思い出しながら登る。
各自2本登って2ルンゼへ移動。

13:30、2ルンゼ入り口のマイナス滝にも1組いて、アイスクライミングの講習をしていた。
マイナス滝は7mくらいのバーチカル。
それを見ながら一服して、順番をゆずってもらう。
OKDさんのリードで滝身の右側から行くも、バーチカル部分でフォール。しんどかったー!と悔しながらのチェンジ。
僕の番。滝身の左から登って無事にトップアウト。バーチカルと思ってたけど抜け口手前は若干ハングってた気もする。正面の壁の終了点にてビレイ。
セカンドで長野さんが登ってくる。
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抜け口手前で頭が見えたところからなかなか上がって来れず、苦労してるよう。
続いてOKDさんも上がってきて、なにやらあってから無事に2人とも上がってきた。
後で聞く話によると、長野さんは抜け口でなかなか足がキマらず乗越に苦労したよう。
アイスで足がキマってない気がするのはわかる気もする。
アックスは真っ直ぐ振りかぶって手首のスナップを使って氷の継ぎ目に一発で。氷が薄い場合は刃先で少し氷を削って丁寧にフッキング。アイゼンは膝から下で蹴り込んで少しかかとを落とし2列目の爪を氷に当てて安定させる。何度も蹴り込まない。良い体勢を保つ。これが僕がアイスで意識してることです。長野さんも是非。
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3人とも上がってきてまぁまぁ良い時間だったけど、僕のわがままで奥又左の滝を登らせてもらう。
適当なところでアバラコフを作って懸垂下降することにしてクライミング開始。

奥又左の滝、40mくらいでマイナス滝よりも寝ているけれどなかなかの迫力。
10mほどルンゼ状をラッセルしてアイスセクションにイン。
氷結も良く快適なクライミング。
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ロープ残り10mのコールを聞いてから氷の厚そうなところまで行って終了。アックスとスクリューでセルフビレイをとってアバラコフ作り開始。
自分で、本番でアバラコフを作るのは初めてだったのでうまくできますようにと思いながら作業をする。
BDのファーストショットを使って22cmのスクリューをクルクル回して行くと、もう少しで回し切るところでガリッと嫌な音がして、氷の奥の岩に当たってしまった。ショック。
もっと氷の分厚いところに場所を変えるために、一回ビレイし直してもらい、クライムダウンして再度セルフをとり、再び作業開始。

次は無事に穴が空いて、うまく貫通した。直接ロープを通して残置無しでやってみようとするも、フックがなかなか引っかからず、挙げ句の果てにどうやら氷が2層になっていたようで、穴にロープが通らなくなってしまった。氷が2層になってたことには全く気づいて無かったので結果的に気づけて良かった。
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こういう状態。

さらにアバラコフを空ける場所を変えて、3度目の正直。
腰高のところで作ることになったので結構苦しい体勢で覗き込んだりしながらの作業になってしまう。
微妙にスクリューの向きがずれてしまってなかなか貫通せず、スクリューとグリベルのカンデラで片側の穴を削って穴を広げることでどうにかスリングを通すことができた。

この作業で実に1時間半も費やしてしまった。
めちゃくちゃ時間かかってしまったと思いつつ、アバラコフでの懸垂にビビりつつスクリューを回収して取り付きに戻る。

その後マイナス滝を懸垂下降で降りて、藤内沢に降りるころにはヘッデンが必要になってしまい、四日市の夜景を見ながらの下山となりました。
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19:00、駐車地に到着。下山完了。


以上、山行記録でした。

今回はなんと言ってもアバラコフ作りの良い勉強になりました。
次からはもっとスムースに支点構築したいです。

OKDさん、長野さん、大変お待たせしてしまいすみませんでした!!&夜景見るために時間かけたことにしてくれてありがとうございました!!
お二人が支点づくりで何時間かかることがあろうともじっと待つので、懲りずにまたお願いいたします!