黒部川源流域 釣行 バックカントリー 山スキー
- 山行日
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- 山域、ルート
- 黒部川源流域
- 活動内容
- 山スキー
- メンバー
- 藤本 (L)、寺岡 (会外)
黒部川源流域釣行BCの山行記録
以前、「黒部川上ノ廊下」を3日間で遡行した
黒部湖~下、上の黒ビンガ~奥ノ廊下~薬師沢小屋
~赤木沢~赤木岳~北ノ俣岳~太郎平小屋~折立
今までで一番、
体力的にそして精神的にきつい山行だった
その道中で見た黒部川源流域はまさに
「沢ヤの聖地」、リアル天国だった
今回、そこへ「幻の大イワナ」を
狙いに行った!?
以下、山行記録です
装備 (主な物)
山スキー 標準装備
フローティングロープ 25m (渡渉・雪庇突破用)
ポリ袋 0.05mm (渡渉用)
1晩目の宴会食 (鍋、食材 2kg)
スキー板、ブーツ、ウエアを除いて
合計 17kg
行動詳細
1日目
3:00 駐車地 (岐阜県飛騨市神岡町和佐府)
1時間仮眠
去年のGWには北ノ俣岳登山口 (飛越トンネル) 手前
まで行けたが、今年は大量のデブリによりかなり
手前からのスタートを余儀なくされた
4:00 スタート
1ッ目のデブリを越えれば雪は繋がっていたので
シール登行できた
6:00 北ノ俣岳登山口 (飛越トンネル)
ここからは少しショートカット
寺地山
漸くここで立山連峰を一望できる
目指す北ノ俣岳は近い様で果てしなく遠い
流石に睡眠1時間ほどでは眠い!
10分程で急速充電
15:00 北ノ俣岳ピーク
赤木平に幕営する予定だったが風の心配がなかった
ので稜線にテントを張った
寄せ鍋 最高に美味い!!!
頑張って持ってきて良かった...
(議論)
当初の計画では
稜線を辿り薬師岳ピーク~中央カールを落とし
~薬師沢右俣~薬師沢三俣まで標高差900mを一気に
滑走する計画だったが、薬師岳ピークからドロップ
する時間帯の雪の緩み具合や登り返しの全体行程を
考えたら無理があると考え計画を変更
薬師沢左俣を滑走して黒部川源流域へ釣り山行
ほぼ満月、月夜が明るい
19:00 就寝
2日目
4:30 起床
リカバリー、不完全... 腰が痛い
でもやりますか!
8:00
雪が緩むのを待ち
北ノ俣岳ピークからドロップ
と言うほどスティープではないが (笑)
「カリッ カリッ カリッ... 」
転倒すれば谷底まで滑落するのは間違いない
赤木平を目指す
辺り一面、自分達だけ、貸し切り!
ノートラック
空が青すぎる!
俺、イケてる (笑)
薬師岳を見ながら左俣を落として行く!
ニヤニヤが止まらない
いつまでもこの時間を味わいたい
本来、滑りたかった薬師岳右俣
いつかはリベンジ!
ナチュラルパイプを標高差 600m
9:00 天国に到着
薬師沢三俣
右俣、左俣、中俣の分岐
僅かにスノーブリッジで雪が?がっており渡渉せず
に渡れた
渡渉するにしても水量が少ないので安全に渡れそう
右俣下部は雪が割れており尾根に乗りあげる必要が
ありそうだが、かなり下まで滑走は楽しめそう
良い情報収集ができた
素晴らしい景色が連続する!
深い釜が点在する
雰囲気はバツグン
間違いなく釣れそう
アタリがない...
おかしい?
待たれると釣りつらい (笑)
悔しいが 納竿...
イワナくん、大きくなって待ってておくれ
登返し 650m
地味に長くきつい
振り返ると薬師岳
地獄の様に暑い雪原、
「まさに砂漠」
干からびる寸前だった
果てしなく遠くに見える稜線のテン場
15:00 テントに帰還
(議論)
当初の計画では
3日目、黒部五郎岳ピーク~ウマ沢滑走~北ノ俣岳
~駐車地 の予定だったが予報が悪くなってきた為
早めの下山に決定
イワナのムニエルを作る為に持ってきた
オリーブ油と調味料は、残り物の鶏肉に使う
はめになった
注意: テントの中で炒め物をすると油だらけに
なります(笑)
3日目
4:30 起床
7:00 下山開始
ピークから滑走
上部は予断を許さないカリカリの急斜面
直ぐ太ももに乳酸が溜まるがこらえるしかない
寺地山手前のコルまで大斜面はつづく
デコボコのガチガチ斜面
拷問地獄
ヒャッホー!
その後は永遠にアップダウンの密林帯を攻める
11:00 北ノ俣岳登山口 (飛越トンネル)
林道脇で気配が...
熊の親子がこっちを見てる!
やめてくれ...
デブリを乗り越える
するとこんな事に
林道のアスファルト上の雪をギリギリまで
繋いで滑り
12:00 駐車地 (岐阜県飛騨市神岡町和佐府)
来年こそは収集できた情報をもとに
薬師岳 か 黒部五郎岳ピーク から狙いたいな
以上、山行記録でした