Bishop クライミング

山行日
-
山域、ルート
Bishop
活動内容
クライミング
メンバー
林、石橋

Bishop クライミングの山行記録

こんにちは林です。
JMTを歩き終えて、会友の石橋君とヨセミテでクライミング!!
と行きたいところだったが、ヨセミテに車で乗り入れするためには事前予約が必要となる。
入山予約できた日まで、しばらく日数があったため、Mt.Whittneyへの玄関口の街Lonepineで周辺のクライミングができる場所の情報収集をした。
その結果、BishopがYosemiteに向かう道中にあることを知り向かうことに。
ボルダーをされる方なら、名前を聞いたこともあるエリアかと思う。
まさにボルダー天国と言われる程に無数にルートがある。
調べるうちに、リードができるエリアも存在することが分かった。
下山した日はホステルでゆっくり過ごし、翌日も雨が降ったため、写真の整理や今後の予定を立てたり、クライミングに関する情報収集、買い物に行ったり、観光を楽しんだ。
ちなみに、Bishopで泊まったホステルはTheHostelCaliforniaという名前で共同スペースのリビングやダイニングにはクライミング関連の歴史的な道具や書籍が立ち並んでおり、クライマーのためのホステルと言っても過言ではなかった。
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また、このホステルの庭には立派なマリファナが植えてあり、夜な夜なスタッフたちはガレージでマリファナパーティーを繰り広げていた。このことをぼくらはマリパーと呼んだ。
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この手の薬物に詳しい方々は、すでにお察しの方もいるかもしれないが、このホステルの名前。
TheHostelCaliforniaを略すとTHC。
このTHCは薬物検査などで大麻を表す言葉となっている。
自由の国アメリカの遊び心にあふれたホステルは洒落が過ぎていた。
興味がある方は泊まってみてください。笑
さらにこのガレージにはハイカーボックスもあり、その中には食料だけでなく、クライミングマットや靴などもあった。
ぼくは、その中からなぞに置かれていたアルトラの新品の靴を入手した。
ロングトレイルでソールが減っていたため、本当に助かった。
一緒に泊まった二人もそれぞれ、ホカオネオネの靴やキーンのサンダルなどを手に入れていた。
もちろん、マリファナの香りつきだ。

話がそれすぎたが、Bishopから近いクライミングエリアとして2つの場所に行ってきた。
(1) OwensRiverGorge
(2) PineCreek(ScheeliteCanyon)

どちらもアプローチは短く快適なクライミングエリアであった。
クライミングエリアやトポの入手は、そのエリアの近くの登山用品店にいくとよい。
他にもマウンテンプロジェクトというアプリを事前に入手しておくと、写真やトポの情報、ルートのボルト数などを記していたり、のぼってみての感想なども書いてあり、参考になる。
でも、ボルト数は適当に書いてあることが多く、きちんとオブザベ等をしておくことをお勧めする。

OwensRiverGorge

●アプローチ:Bishopから20分ほど。駐車地から車止めの柵を入り5分程車道を歩く、渓谷に降りられるふみ後があるため下る。およそ10分程でエリアには到着。
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●雰囲気:ゴルジュ地形の川沿いのエリアで涼しい。ルートは数百本もあるらしい。ルートによっては、川でビレイするんかな?というのもあった。
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久々のクライミングで気持ちが高まる。
しかし、日本で履きなれたクライミングシューズがはけない。
おそらく、ロングトレイルで歩きすぎて、足がむくみ、そのうえでピザやハンバーガーを食べたことで足がパンパン腫れ上がっていたせいだ。
簡単なルートで身体を慣らしていく。
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プロテクションや終了点は、ところどころ不思議なものが設置されていたり、これで大丈夫なのかと疑いたくなるものも多かったが、アメリカでは普通らしい。
なんとも恐ろしい。

翌日にいくエリアもBishopから近いが、それよりも近く安いキャンプ場BimHortonCreekCampSite(8ドル/泊)があったためそちらに泊まった。
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そこでも濃ゆすぎるおじさんに遭遇。
薪とビールとギターで弾き語りのオリジナルソングをくれた。
毎日が面白いの連続だ。

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PineCreek(ScheeliteCanyon)

2日目に行ったこのエリアは、賑やかな場所だった。
静かにクライミングを楽しむというよりは、アメリカ人のクライミングに取り組む姿などがみれて、雰囲気もいいエリアであった。
日本人のぼくらにもフレンドリーでメロンをくれた!
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犬を連れてきていたり、子ども連れであったり、ピクニックのように2,3時間で帰っていく人もいたり、それぞれが自由に楽しんでいるんだと感じられた。
●アプローチ
Bishopからは車で20分程。キャンプ場からは10分程で到着。
駐車地にとめて、ぼくらが行ったエリアは歩いて10分程。快適な登山道沿いにある。
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●エリアの特徴
草木の生えた広い渓谷に1本の細い川が流れており、その左右に無数のルートがある。
シングルルートだけでなく、壁の高さがでている場所では3,4ピッチ程度のマルチピッチが可能。
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5.9をアップで登ったが、無茶苦茶ムズイ、かなりハードやな。
これが、本当のアメリカグレードなんか?と思っていると、
地元のクライマーが「ハードな5.10dだよ。」と笑いながら教えてくれた。
そのあとは、やさしいルートを数本触って、
5,11cの星付き課題を触ることにした。
5.10bのセクションを終えて、ハングを豪快に超えて、最後はスラブに移行していく。
ハングが核心となるが、何度もフォール。結局レッドポイントできずに泣きの回収。
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トライしているときに、地元の女性クライマー陣が「cool」と言ってくれた。
それは、僕のことが好きということですか?と思い違いする程にきれいな人だった。
アメリカって最高やな。
以上、通りすがりのBishopクライミング思い出投稿でした。
2022.08.06-07
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