Yosemite Ranger Rock Nutcracker 5.8 マルチピッチクライミング
- 山行日
- 山域、ルート
- Yosemite Ranger Rock Nutcracker 5.8
- 活動内容
- マルチピッチクライミング
- メンバー
- 林、石橋
Yosemite Ranger Rock Nutcracker 5.8 マルチピッチクライミングの山行記録
前日のCentral Pillar of Frenzyで多少の疲労感を残しつつ、ロングトレイルでむくんだ足の踵はズタボロにはがれていたが、テーピングをして何か簡単なルートでも登ることにした。
ヨセミテの初級マルチとして、人気のあるルートのNutCracker5.8を選んだ。
登ってみて人気な理由がうなずける。
アプローチが極端に短く、快適なクライミングの中にも様々な要素が含まれており、トップアウトした後もヨセミテの壮大な景色を風を浴びながら感じることができる。また、下山も道が明瞭で快適だった。
6時55分 準備をすませて出発
7:00 取りつきに到着、アプローチが5分未満!!
取りつきにはベアボックスがあり、そこに不要な荷物はデポする。
1P目は1段あがった立木の部分からのスタートとなる。
すでに他パーティのFixロープが残置してあったが、気にせず登り始める。
7:15 1P 5.8 石橋
いきなり核心ピッチとなる。
コーナークラックを登っていく。フィンガークラックからコーナーが覆いかぶさるようなハングとなるが、そこはレイバックで越えていく。
烏帽子岩のゴールドフィンガーを左右逆にしたようなルートだった。
人気ルートのため、一部花崗岩が磨かれている。石橋君は「とぅるとぅるやー」といいつつ安定して抜ける。
コーナーでロープがひっかかりやすくランナーは長めにとるとよい。
終了点はカムで決める。
石橋君が登っている間に、フリーソロ男が現れた。
「スクランブリングで簡単なルートを登るんだよ。」と話していたが、わりかし立っている岩の上を走って超えていき、石橋君が1P目の終了点につく頃には見えなくなっていた。
こわ。
8:20 2P 5.4 林
V字溝のランペをトラバースしていく。
フリクションはよく快適。歩きみたいなルート。
広いテラスでピッチをきる。
終了点はクラックにカムや大岩にスリングをかけて作る。
8:50 3P 5.7 石橋
テラスからフェイスに1歩を踏み出した後、まっすぐに伸びたハンドサイズクラックを登る。クラックやフレークが多数あり、登りやすそうなラインをみつけて登っていく。スリングの巻かれた終了点があるため、そこでピッチをきる。
9:20 4P 5.8 林
バルジ上に膨れたフェイスを右から左上しつつ登る。快適なハンドクラックが続く。
どこでピッチをきるか迷うが、5P目の凹角を抜けるラインがわかる場所で切った。
足場が結晶化した尖った岩で靴を脱いでも休まらない。
10:50 5P 5.8 石橋
アンダーガバを左にトラバースし、傾斜が強くなる凹角を登るが、案外足や手もしっかりあり、快適に登ることができる。乗越はマントルで。乗越したら、もこもこと隆起した岩が両サイドにありステミングで登っていく。多少ランナウトする。
11:50 TopOut
トップアウトするとキャンプもできそうな広いテラスになっており、言わずもがな景色は最高だ。
テラスの奥をクライムダウンすると明瞭な踏み後のあるトレイルにでる。
12:20下山
およそ15分程で下山が完了した。
◎ギア
キャメロット(0.5~3番)2セット
スリング多め