御嶽山 幻の大滝 アイスクライミング
- 山行日
- 山域、ルート
- 御嶽山 幻の大滝
- 活動内容
- アイスクライミング
- メンバー
- 谷川、長野、小林、岩瀬た
こんにちは、岩瀬た です。
先週は冬初めでしたが、今回はアイス初めに御嶽に行ってきました。
1日目は御嶽で、2日目は八ヶ岳という日帰り2連続の計画の1日目。
御嶽は天気が良く風も強くなく、the dayのクライミングとなり、大変気持ちよかったです。
以下、山行記録です。
御嶽山 幻の大滝 アイスクライミングの山行記録
行程概要
7:30 濁河温泉 駐車地 出発
10:30 飛騨頂上 到着、休憩、準備
12:00 幻の大滝 取り付き
15:00 幻の大滝 上
15:30 飛騨頂上 下山開始
17:30 駐車地
行程詳細
とある日、谷川くんが「御嶽でアイスできるらしい」と言うので調べてみると 幻の大滝 というたいそうな名前の滝がヒットした。
御嶽の四ノ池から落ちる滝。
III~IV級程度で、シーズン初っ端のアイスにはピッタリな感じだ。
今年は例年よりも冷え込むのが1週間程度遅く、どんな状況かなぁと思う。
長野さんに車を出してもらい、男4人でどこの学生山岳部かという感じのギュウギュウ具合。荷物と人を合わせてギリギリジャストフィット。登山口の濁河温泉までひた走る。
運転交代しながら、意外によく眠れた。ジャストフィットがベリーグッド。
僕は御嶽山に登るのは初めて。
アプローチからしばらくは硫黄の匂いが立ち込めて、温泉入りたいなぁなどと思いながら、ワクワクしつつ登る。
樹林帯を抜けて、気持ちの良い稜線の小屋でクライミング装備を整えて、四ノ池から落ちる滝の左岸をハイマツ漕ぎを交えつつ歩いて降りていき、滝の基部にピッタリ到着。
滝は3段になっていて、傾斜は緩いが結構大きい。
日が当たる部分はまだ氷が薄そうだが、日陰部分はプロテクションもしっかりとれそう。良い感じだ。
4人なので2パーティに分かれる。
谷川長野ペアと岩瀬た小林ペアだ。
小林くんは最近山岳会に入ってきて、駒形岩や名張で一緒にフリーをしたが、プロミネンスをオンサイトするという実力の持ち主。アイスの経験はまだそんなにないようだったので、僕が教えられるようなことは少ないけれど、これまで僕が教えてもらったことや経験を伝えつつ登ることにする。
先行して1段目の右側を谷川長野ペアが登り始める。
僕と小林くんは左側を登ることにする。
1ピッチ目は僕がリードする。
短いバーチカルを含んだピッチで、昨シーズンのことを思い出しながらの爽快なピッチだった。10mほどのクライミングの後、緩傾斜を40mほどロープを伸ばして2段目の基部から少し離れた左側でピッチを切る。
小林くんも問題無くフォロー。
登ってる途中、左岸から結構大きめの石ころが取り付き手前の滝の基部にたびたびゴロゴロ落ちていっていた。30分ほど準備が遅れてたら直撃してたかもしれないので、季節の変わり目は要注意だなと気も引き締まる。
2ピッチ目は10mほどの階段状。
バーチカルがサクッと抜けれたしリードしてみてもいいんじゃないかなと思い、小林くんにリードやってみるか聞いてみるとやるというので、スクリューの打ち方やアックスの振り方、蹴り込み方、終了点の作り方を再確認して、登るラインを確認して、絶対落ちないでなと声をかけて見送る。
2段目の基部までのトラバースをこなし、滝に取り付く。確実に登りながらいい感じでスルスルとロープを伸ばして見えなくなって、ビレイ解除のコール。
ばっちり。
山はやっぱりツルベが良い。
3ピッチ目も10m程度の階段状で、僕がいかせてもらう。
谷川長野ペアは先にトップアウトしていて、落口にて合流。立木の終了点を貸してもらう。
ほどなくして小林くんもあがってきて幻の大滝のクライミング終了!万歳!
景色も良く、非常に気持ちの良いクライミングでした。
飛騨頂上の小屋まで戻ってギアを整理して下山開始。
久しぶりのアイスで疲れたのか、登ってきた時よりもやたら長く感じながら駐車地まで。
下山完了。
以上、山行記録でした。
気持ちよかったなぁの一言に尽きる、楽しい1日を過ごすことができました。
今年の冬も良く冷えて欲しい!と切に思います!