長野県 米子不動大瀑布 厳冬期アルパインアイスクライミング

山行日
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山域、ルート
長野県 米子不動大瀑布
活動内容
アルパインアイスクライミング
メンバー
岩瀬た、OKD
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こんばんは、岩瀬た です。

憧れの地、米子不動に行ってきました。
当初は入門エリアの、「奇妙の滝」「十八幅滝」「森の囁き」「氷の呟き」を登れたら満足と思って計画しましたが、どれも案外すんなり登れたので、3日目に「アナコンダ」にトライしようと意気込んだものの、先行パーティがすでに取り付いていて、後追いを良しとしない信念(というほどの信念でも無いけれど、、、)から取りやめ。
その隣にある、いかにも険悪な「コブラ」にトライするか迷ったものの結局ビビって登れず、他の滝に移るか迷うも時すでに遅くほぼ全滝に取り付いているパーティがあり、結局僕らは入門エリアにまた戻ってクライミング練習という結果。
なんだか尻切れトンボのような、「やっぱり先行パーティを待ってでもアナコンダやれば良かった。」という後悔や、「登るラインが見えたコブラに背伸びしてでも挑戦すべきだったんじゃないか、、、」と、時が経てば経つほど自分の情けなさを感じる山行となりました。

とはいえ、まぁなんかようわからんけど行って良かった。
「米子不動のバッカヤロー!」と斜上したやり場のない悔しさを、ワインをグビグビ飲みながら小声で叫んでなんとなくスッキリしてやった山行でした。
OKDさんには良い迷惑だったかもしれない。この場を借りてごめんなさい。しかしパートナーが毎度おおきにOKDさんで良かったと思っている。適当にいなしてくれるのが救いだ。
来年はやってやる。今年は年に1度の米子詣の元年だ!!

以下、思い出すのも悔しいので簡単に山行記録です。

長野県 米子不動大瀑布 厳冬期アルパインアイスクライミングの山行記録

行程

1日目、アプローチと奇妙の滝
2日目、十八幅滝、森の囁き、氷の呟き
3日目、森の囁き
4日目、下山。

1日目

アプローチは除雪がされていて駐車地から2時間ほどで大沢出合あたりに着く。
この除雪はマウンテンワークスという組織の試験的除雪だそう。ありがとうございます。
この日のために買ったスノーシューが楽しい。

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スノーシュー楽しい!林道は除雪されてたので必要無かったけど。上部では有効だった。
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OKDさんのスノーシューは岳連フリマで500円。安い!

さらに少し上の方まで進んでテントを張ってベースとし、さっそく奇妙ノ滝を登りに行く。

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奇妙ノ滝
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奇妙ノ滝。良い名前や。
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長い

50m1ピッチで、初めての長さでしんどかったがなかなか爽快。入門でこれかー!と思う。

1日目はこれにて終了。

2日目

まずは十八幅滝を登る。

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十八幅滝
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十八幅滝、1ピッチ目。

良い感じ。

少し移動して森の囁きにOKDさんがリードトライ。
順調に登って行くが、落口のベルグラを懸念していったん辞めようとする。しかし漢の意地を見せてもう一度トライ。がしかしやはり手が出ず選手交代。

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リードOKD

ここ1番は僕に任せろ!とヨーヨースタイルで上がってベルグラに突入するも結構緊張。
必殺投げ縄スリングで木の枝にプロテクションを取ってそろりそろりと登り切る。

続いて氷の呟きも登る。

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氷の呟き
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氷の呟き

ベルグラが悪かったが、案外きっちり登れてるぞ!手応えあり!2日目終了!

3日目

前日のテントの中で今日はアナコンダにトライすることを決めていた。
アナコンダへのアプローチの道中、1パーティー先に行っているのがわかり「どうかルート被りませんように、、、」と祈るも、滝が見えたらすでにアナコンダを登り始めていた。がーん。
2つの滝が迫力がある。でかいなー!

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左がアナコンダ、右がコブラ

後ろからも1パーティー来ており、米子の人気具合がよくわかった。
アナコンダを登ってるパーティに声をかけてから、右のコブラを眺める。どうやったらこうなるのかよくわからぬシャンデリア群の上に何十メートルあるのかわからないバーチカルが続いている。
登ることを想像するとビビってしまう。

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コブラ。極悪に見える。

それでもじっくり眺めていると、徐々に登れそうな線が見えてきた。
まず真ん中の短いバーチカルを登って岩とのコンタクトラインに逃げ込み、そのまま凹状のコンタクトラインを進んで傾斜が落ちたところで段々になってるところを使って氷の表面に出る。あとは気合と根性と脱力のバーチカルを登れば良い。
と、そこまで想像したところで本当にそれができるのかビビってしまい、加えてアナコンダのパーティの人に「さっき変な音してたよ」と囁かれて、「辞める理由はこれで決まり!!」とコブラは諦める。

そのあと龍神の方に回り込んで、そこでは後続してたパーティが準備していたので少しお話しして、龍神も悪そうに見えたので登ることは諦めて、カチカチ山に行ってみようかと元来た道を降りる。

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龍神

いったんベースに戻るとだんだんやる気がなくなってきてしまって、カチカチ山ももう良いかとなってしまう。
僕は"なんかもう酒でも飲んでゴロゴロしたいぜ"みたいな気分になっていたけれど、OKDさんが森の囁き行こうと言ってくれたので昨日と同じエリアへ。
道中、米子の滝群が見えるのだが、カチカチ山や正露丸にもクライマーの姿が見えて、土日の米子不動の人気具合を痛感。みんな朝早くからやってきてやる気バッチリだ。それに比べて、何を登るかボンヤリしてた僕らは、、、と思ってしまうが後の祭りだ。
(当初の目標は達成していたので、ガッカリしてしまう必要もなかったけれど。)

気を取り直して、森の囁きをまた登る。少し立ったラインで登ってみたり、落口のベルグラでベルグラ登りの練習などをしました。

4日目

下山。
今回のために買ったばかりのスノーシューが壊れる。がーん。


以上、山行記録でした。

次は2泊3日で行く予定!今回で概念や雰囲気もわかったので来てよかったです。
OKDさんグダグダ言ってしまってすみませんでした&ありがとうございました!!!
ファイヤー!

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左から、権現滝、不動滝、黒滝、カチカチ山、味とも、味とも右、正露丸、百草丸、のはず。