ダイヤモンドトレイル 縦走

山行日
-
山域、ルート
ダイヤモンドトレイル
活動内容
縦走
メンバー
須川雄司(単独)

はじめに

ダイヤモンドトレール(通称 ダイトレ)は、金剛葛城山系の稜線を縦走する長距離自然歩道です。奈良県香芝市の屯鶴峯から、二上山、大和葛城山、金剛山、岩湧山、大阪府和泉市の槇尾山を結ぶコースで、全長約45kmに及ぶ関西を代表するロングトレイルです。最近トレイルランニングを本格的に始めたので、いつかは行ってみたいダイヤモンドトレイルランチャンピオンシップ大会の試走を込めて縦走してきました。
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ダイヤモンドトレイル 縦走の山行記録

1日目

  • 6時50分 ダイヤモンドトレイル起点
  • 8時00分 二上山
  • 10時00分 岩橋山
  • 12時00 大和葛城山
  • 15時00 金剛山
  • 15時30分 ちはや園地キャンプ場

快晴。始発で神戸からJR新今宮→近鉄柏原→近鉄道明寺→二上山と乗り継ぐ。神戸から2時間ほどで到着。本来であれば屯鶴峯の北入り口からスタートするのだが、車道を40分歩くのが暑すぎるので二上山駅からすぐに二上山に取付く。雄岳まではルートが無数にあるのでわかりにくい。岩屋峠でダイトレルートに合流する。道幅も広く整備されている登山道でトレイルランナーも多く走っている。途中でトレラン会のスーパースター吉住友里選手にお会いする。先日行われたULTRA-TRAIL Mt.FUJI KAI70kで優勝されていたので「先週のKAI優勝おめでとうございます」とお声がけさせていただく。吉住選手の全くぶれのない美しい走りに感動してテンションも上がる。平坦な道はできるだけ走ろうとするが、キャンプ道具が重いので結局は歩きが中心となってしまう。大和葛城山はロープウェイで来ることもできる観光地。GWで天気も良く人が多い。100万本のツツジの大集落が満開で美しい。人込みは苦手なので水越峠まで一気に下る。ここからは本日のメインイベントの金剛山の登りだ。どこまでも続く階段にヒーヒー言いながら金剛山山頂へ。
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金剛山は大和葛城山とは違い、静かで静寂な山。2022年まで運航していたロープウェイが廃業し、人も少ない。山頂の葛木神社にお参りし、ちはや園地のキャンプ場へ。ウッドデッキのキャンプ場で炊事場と温水シャワー付きのトイレもあり快適に過ごす。年間60日もキャンプしているというおじさんと、焼酎を飲みながらお遍路話で盛り上がる。(使用料1000円、要予約)

2日目

  • 6時30分 ちはや園地キャンプ場
  • 8時20分 行者杉
  • 10時10分 紀見峠
  • 13時00分 岩湧山
  • 14時30分 竜畑
  • 16時00分 施福寺
  • 17時00分 槇尾登山口バス停

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今日も天気が良い。早朝で登山者のいない山道を黙々と進む。特にアップダウンもなく、紀見峠まで到着。ダイトレトレラン大会は南海高野線の紀見峠駅で終了。

ダイヤモンドトレイルは整備されているが、植林杉ばかりで風景は単調。本日のメインイベントの岩湧山に登る。結構な急登できつい。山頂は眺望もよく、大峰や奈良の町々、金剛山や大和葛城山もよく見える。最高のひと時を過ごして、竜畑の集落まで降りる。ここはキャンプ場があり、子供たちの無邪気な笑い声とバーベキューの美味しそうな匂いがたまらない。里心を必死に抑え、心を鬼にして槇尾山まで向かう。薄暗い道をとぼとぼ歩き山頂の施福寺に。ここは弘法大師も修業した修業寺院。足腰を守る馬頭観音も祭られている。本堂に参拝しダイトレが無事終了したことを報告する。参拝者は標高280mの駐車場から標高475mの本堂まで約40分の急な階段を登らなければならず、西国三十三所のなかでも、厳しい参道として知られている。ダイトレは槇尾山でゴールだが、槇尾登山口バス停まで1時間かけて歩く。槇尾登山口バス停からは、30分毎に和泉中央駅までの南海バスが出ている。

おわりに

二日とも天気に恵まれた。1日目の金剛山までは予想通りだったが、2日目の槇尾山までが長く11時間行動で25㎞も歩いた。今回は、ダイトレを始点から終点までつなげるのが目的だったので達成できて満足している。次回はトレラン装備で紀見峠まで走ってみよう!