氷ノ山流れ尾 厳冬期登山
- 山行日
- 山域、ルート
- 氷ノ山流れ尾
- 活動内容
- 厳冬期登山
- メンバー
- おせん(L・記)、N野(SL)、N村
氷ノ山流れ尾 厳冬期登山の山行記録
昨夏、八木川を遡行した際、時間の都合で登頂を断念した氷ノ山山頂。
今回は、流れ尾からアプローチ。
今山行の価値ある点として、リフトを使用せず福定親水公園の支尾根から取り付き頂上まで真っ直ぐ突き上げたこと。
N村君がおせん宅に前泊、夜中の3時にN野氏と合流し、おせん号に人と荷物をギュウギュウに押し込み出発。
氷ノ山国際スキー場の駐車場(1,500円後払い)に駐車、7:00装備を整え出発。快晴。
福定親水公園まで歩き、同駐車場の斜面から取付く。
いきなりのラッセル、すぐ支尾根に乗り3人交代番子で突き進む。
深雪且つ急峻にも関わらず、ラッセルが相当楽しい2人(N野、N村)は歓喜の雄叫びを上げながら突き進むが、おせん(ヘビー級)だけ身体が深雪に沈み、這いずり出してを繰り返し、熊が冬眠する理由を身をもって学んだ。
途中、メンバーに『この先の積雪量によっては、ゲレンデトップ合流地点で自分だけ撤退する可能性がある。その時はN野氏をリーダーに据え、2人で登頂して欲しい』と伝えた。
しかし、N村君の『その時は全員で下山します』の声で奮起、『二人に快晴の氷ノ山ブルーを見せたい』という想いで気合いを入れたのも束の間、ゲレンデトップからはしっかりトレースがついていた。
N村君の『トレース外しますよね』の問いにはリーダー権限を発動、その後はスムーズに前進、心配は杞憂に終わった。
12:50登頂。
それまでの苦労を労うかの様な氷ノ山ブルーに、真っ白な雪原にポツンとある赤いレトロな山小屋、360度最高の展望はまるで天国で、流れ尾は、そこに至る階段の様だった。
この日に登頂出来た幸運と、強力なメンバー2人の活躍に感謝し、達成感に酔いしれた。
ロープを出す場面も無く、2人には物足りない行程だったかもしれないが、山頂の景色を見て最高だと笑顔を見せていたことが嬉しかった。
東尾根からあっという間に下山、和田山の王将で軽打ち上げ、山行中撮影した写真を交換し帰路についた。
とても良い思い出になったと思う。
スノーモンスターはまだまだ生育途中だったので、次は2月の最盛期に、氷ノ山ブルーをバックに最高の状態で見てみたい。
もちろん次回は、スノーシューを携えて氷ノ越・三ノ丸周回コースをゆるふわハイキング一択。
メモ
ワカン、アイゼン、アバランチギア必携




