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深秋の甲州路  2001.11.23-24
 野上(芳)、内藤(保)記

 増富鉱泉経由で錦繍の渓谷沿いを里宮平へ、ここへ車を置く。50分位の急登でB.Cの富士見平へ着く。途中、樹々の間より瑞牆山の岩峰群が望め、すっきりした壁は、登行欲をそそります。B.Cより2時間余りで瑞牆山の山頂に着く。2000メートル位より積雪を見た。頂上から雪を纏った富士山を間近に見て感動しました。B.Cでは落葉松、岳樺の混ざった林の中で、富士山を見ながら寝るのは最高の快です。
 
        から松の 落葉のしとね 寝静まりけり
 
 翌朝7時30分、金峰山へと発つ。大日岩までは、シラビソ、落葉松の中を気持ちよく登る。大日岩は岩を登るには、大変すっきりしていて樹木一本ない。スケールも3、4ピッチ位で、振り向けば富士山が見えています。千代の吹き上げより頂上までは岩稜で積雪もあり、部分的にクラストしている。冬は結構緊張するでしょう。
 途中クラブ「壁稜」の人と会い雑談する。近年ヨーロッパの3大北壁を完登したそうです。やがて頂上近くの五丈岩です。3ピッチ程ありそうです。多分登られているでしょう。岩稜は展望全開で、特に富士山は素晴らしい。快晴に恵まれて岩と雪と紅葉の2日間の山旅でした。

  コースタイム 
     里宮平ー(50分)-富士見平-(2時間)-瑞牆山
     富士見平-(3時間30分)-金峰山