大台ケ原 東の川 シオカラ谷 沢登り
2002年7月14日
岡島(記)
岡島伸浩、山田隆史、山田彩、樺山智代、田中裕子、滝沢みさ子、池内孝暢、岩瀬裕紀、小田原
大台ケ原駐車場7:00―滝見尾根末端9:00―東の滝下13:00―シオカラ谷吊橋14:00
天気予報が良い方にはずれ、前夜は満天の星の下に宴して、朝はさわやかな風と青空と白雲で目覚める。 岡島妻子を大台ヶ原に残してシオカラ谷に向かう。しかし向かう方向が逆であった。彩チャンが追いかけてきて皆を連れ戻す。
シオカラ谷の吊橋を渡ってすぐに滝見尾根の分岐。立ち入り禁止の標識あり、東の滝の落ち口のすぐ横を通る。途中に、西の滝と中の滝、千石嵓がよく見えるポイントがある。滝見尾根はしっかりした道であり、特に危険な場所は無い。
巨岩の累積した西の滝の直下に下りる。迷路の様な巨岩の所々に矢印のマーキングがあるのでスムーズに進める。岩登りに慣れていない人にショルダーやシュリンゲ吊上げを行う。
最初のゴルジュは残置ロープのある左岸のルンゼを登り、上がった所から水平にトラバスする踏み跡を歩く。以前、そのまま滝見尾根まで上り詰めてしまった個所である。
谷が屈曲すると千石嵓が大きくそびえ立つ。須川君達が攀った「サマーコレクション」はどの辺りだろうか。
やがて15m程の高倉滝に着く。ルート図には左側を直登するとあるがこの水量では登れる気がしない。右岸の岩棚を歩いて笹薮の中を高捲く。そのまま滝の上部も捲いて支沢の入る所から沢身に下りる。支沢の下りで初心者の為にザイルを使用する。慣れている人には必要ない。
その後は大台ヶ原らしい苔むす原生林の水流となり、小滝が適度に現れてヘツッたり泳いだりして思いおもいに楽しむ。沢登りの最も楽しいシーンである。
やがて視界が開けると東の滝の下である。沢登りもほぼ終りに近づいている。数十メートル戻って左岸にプレートが吊るされた所から滝見尾根に上がる。踏み跡が錯綜しているが左側の岩の段差を越えて行くのが良いと思われる。
滝見尾根の道から東の滝の落ち口を越えて少し進んで最後のナメに降りる。岩盤の上をヒタヒタと歩き、もっと滑滝が続いて欲しいと思っていると吊橋に出た。
7月14日(日)晴れ
樺山(記)
今日は快晴。雨を心配していたので、嬉しい。昨日は車から野生の小鹿も観たし、(確かに跳ねてて、奈良公園の鹿とは違う!)幸先がいい。
駐車場から滝見尾根の道は整備されてて、歩き易かった。途中、西の滝と中の滝がみえた。2本とも高いところから落ちてて、細長い滝で、広くて大きい滝とは違い、私の「日本の滝」のイメージで綺麗だった。水の神の竜のイメージ。
滝を見た後、下降はアッという間に終わり、西の滝の下から沢登りスタート。 明るい滝で、楽しくすすむ。丁寧過ぎるくらい赤くマーキングしてあって、安心して登ってゆけた。
今回私は初泳ぎした。楽しかった。理由はなく楽しい。最初、水につかった瞬間、ザックが重くて、「ゲッ」っと思ったけど、特に距離もなく、こなした後はニコニコ。その後は必要なくても、泳ぐ。泳ぐ。沢での泳ぎは好きになった。
最後の最後に滑滝にでて、これが、「ナメっていうんだ。。。」と思っていたら、 すぐにつり橋になり、終了。
今回は嫌いな巻く個所もほとんどなく、明るい滝で、初泳ぎができたし、本当に楽しかった。前までは「沢登りは楽しい。」ぐらいだったけど、今回でスッカリ「沢登り好き。」になった。