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吾妻連峰西大巓山スキー  金田 晏(記)
2002.11.10(日) 天候 快晴  メンバー 金田 晏 宇塚有友(友人)

 午前6時友人を乗っけて宇都宮を出発。東北道の福島県との県境付近より降雪による路面凍結に慎重運転。郡山より盤越道へ入った途端,雪のため通行止めで一般道へ降ろされる。冬将軍の不意打ちに道路公団の雪対策への遅れを露呈した感じ。8時50分,グランデコスキー場の駐車場(1000m)着。
 西大巓(1981.9m)の山頂は雲に包まれているが好天になる兆し。ゴンドラに乗って山頂駅(1390m)10時着。気温−5℃,さらに上に行くリフトが在るのだが未だ稼働していないのでシールを張ってゲレンデを登る。次第に風もおさまり頭上の天空も真っ青に晴れわたり周囲の樹氷が美しい。
 30分の登高でリフト最上部に着き樹林帯の登高となる。低い灌木は埋まっているので積雪量は2mは在るだろう。ラッセルは足首から膝下ぐらいで軽い雪なので苦にならない。登路は樹林の開けた登りやすい所を方位を北にとり1700m付近より徐々に東よりにとって1843mピークの下で稜線に出る。視界が開けて中ノ沢を隔てて西吾妻山(2035m)が間近に見える。
 小ギャップを越えて緩やかな広い稜線を登ると西大巓の平らな山頂に着く。13時,気温−7℃。東吾妻山,安達太良山,磐梯山と眺望を楽しむ。昨年2月悪天候の中,探すのに難渋した西吾妻小屋もここから良く見える。
 行動食を口にしながらシールをはずして13時20分滑降開始,下りは山頂から登路と同じ広い稜線を少し下り小ギャップの手前上部から右手(西より)の背丈の低い針葉樹林帯を抜けると樹木のない広いバーンに出る。ここは唯一快適に滑れるところだ。先ず私が先陣を切らせて貰う。友人も見事な滑りで喜々とした顔で滑り降りてくる。少し重いがパウダーの感触だ。
 あとは樹林帯の中を左(東)よりにとって登路のルートと合し林間の滑降を楽しみながらリフト最上部14時着。あとはゲレンデを下るだけなのでゆっくりお茶にする。今シーズンの山スキーの幕開けが好天に恵まれたのをお互い喜びあう。それと即座に積雪情報を得られるインターネットのお陰でもある。プレオープンのスキー場開きで詰めかけたスノーボーダーの滑るなかを一気に滑り下って14時45分下山する。山スキーシーズンに入り幸先良く好天に恵まれた快適な初滑りだった。
 


タイム:自宅出発6:00〜グランデコスキー場着8:50〜同スキー場ゴンドラ山頂駅発10:05〜西大巓13:00〜13:20〜同スキー場下山14:45〜自宅帰着18:00


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