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千石�ｰ 95．サマーコレクション登はん ◎2004年1１月６日（土） 〜 ７日（日）　　堀田久、石井（友人）　　 山域　大台ヶ原　千石�ｰ 11/6 石井の車で20:00ごろ大台ヶ原山頂着、山道途中、色々な野生動物が横切り減速する。満天の星を眺め大台荘に宿る。 11/7 朝方、うとうとし、6:30 千石�ｰに向かう。遊歩道を10分程歩いて右にトラバース、広いルンゼを下降、東ノ沢の流れる音がして右側に岩壁が現れる。壁よりに下降、中央付近のフェースに挑戦しているパーティ２〜３組がある。「サンダーボルト だ。」なお下降し、サマコレの取り付きと分かるルンゼと登はん者を確認。7:30 着。先行パーティは５組、後１組の計７組が今日登ることになる。すごい人気。朝 食を取りルート全体が見える場所から眺める。9:30 スタート。晴天で冬用シャツ でなくて薄手のラガーシャツで十分。 　１Ｐ: 石井トップ。５．５、４０ｍ のルンゼ。ノーピン、ガバガバ。トップは空荷、セカンドは荷揚げ。 　２Ｐ：堀田トップ。５．５ａ、３０ｍ のスラブからフェース。岩のホールドは沢の石のように丸く外傾し結構細かくバランスも悪い。しかし、フリクションは、不動岩の様な岩質で割ときく。支点はステンレスボルトで数も多い。スタート時、石井に「楽しんで登れよ！」と言われたが、朝一で身体の動きがかたく、私は全ピッチで最も難しく感じた。 　３Ｐ：石井トップ。５．１０c/d、５０m。ホールドも角がでてきて快適。先行パーティのビレー待ちが続く。 　４Ｐ：堀田トップ。５．１０c/d、１５m.薄かぶりのフェース。岩をたたき、はがれないかを確認し、登る。短いが初めてのハンディングビレー。セットを十分に確認。 　５Ｐ：石井トップ。５．８、３０m。３Ｐ目と同じレベルに感じる。広い中央バンドで、木でセルフを取り、靴を脱いで水分をとり一服。 　６Ｐ：石井トップ。５．６、３５m。草付きバンドを大きく左へトラバースし、ガバを少々登る。ステンボルト適当にあり。 　７Ｐ：堀田トップ。５．９、３０m。サマコレのハイライトピッチ。快適なフェースを直上。そこから左上するハンドトラバースへ。ホールドは刃物の様に鋭くガチガチする。足を考えて置く。カンテでビレー。確かに素晴らしいトラバース。フォローの石井と風景を眺める。足下のモミジが紅葉し、登ってきたフェースが黄土色の川の様に流れの様に見える。２２歳の時、東ノ川の沢からこの岩を見上げていた。 　８Ｐ：石井トップﾟ。５．９、２５m。カンテ左のフェース。前半大きな浮石有り。注意する。 　９Ｐ：堀田トップ。５．９、３０m。カンテ左を直上すればいいのにボルトがカンテ右にもあり忠実にロープをかける。が、灌木がててきてピーク近くでザイルが重くなる。巨石のハングで力ずくでクリップ。頂上に出たときは全くザイルが動かない。テンションで戻って修正しようにも大声でコールしても声は全く届かない。偶然ピークに先行パーティの男女がいて私の肩のテープを巨木に結びセルフを取ってくれる。３人で石井にコールをすれど声は届かない。とうとう、先行パーティの男の方が懸垂下降で私のザイルのひっかかりを直し、石井に事情を話してくれる。石井は無事登ってくる。心からお礼を先行パーティの方々にいう。終了１５：１０ 　　好天に恵まれ落石もなくノンフォール、ノンテンションで登れた。フリーといっても３００m程のマルチになると天候、落石、浮石、ブッシュ、ビレー荷揚げなど困難も多く本チャンとかわらない。登はん力、パーティへの信頼はもちろん集中力の続く体力の重要性も確認できました。 Home > 山行報告 >　千石�ｰ 95．サマーコレクション登はん