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八ヶ岳東面 集中 (天狗,旭岳東稜、権現東稜)

     1999.12.25〜30 三瓶×2  三瓶礼子(記)

25日 7:50(美しの森p)−10:00(出合小屋B.C)
26日(曇り)天狗尾根  
   5:30(B.C)−7:40(カニのはさみ)−9:50(稜線)−13:30(B.C)
27日(快晴)旭岳東稜  5:15(B.C)−8:20(上部岩壁取り付き)−
     11:30(旭岳)14:10(B.C)
28日(快晴) 権現岳東稜 5:15(B.C)−5:55(取り付き)−
    8:50(バットレス下)ー12:05(稜線)−14:50(B.C)

 私にとっては3年ぶりの雪山で、両膝の抜釘を終えてまだ一ヶ月あまりしか経っていなかった。プラ靴さえ履ければ復活できる!と、リハビリ山行に入山しやすくベースを張れるということで、冬合宿で皆と合流できこの場所は最適だった。いつもリハビリに同行してくれる夫にも感謝。

 天狗尾根は赤テープがやたらとあったり、笹薮にも掻き分けた道があり人臭かった。まずは足慣らしと言う事で岩壁はすべて巻いてしまう。しかし、大天狗などは見劣りしない岩壁を持っていた。ツルネ東稜は途中から左の尾根に入る事だけ注意しないといけない。 旭岳東稜の上部岩壁は、天狗尾根からもよく眺められピラミット型に見栄えよく見えたが、5段に分かれていた。3段まで登り、左の草つきにトラバースするが、急登の上、天気が良すぎて雪が融け土が見えて上がりにくかった。10時を過ぎると団子になり春山のよう。

 権現はさすがに一番面白かった。やせ尾根で急な尾根という感じ。10Mほどのスラブを登って尾根に合流した。ブッシュの急登がしんどかった。疲れも出てきた頃か。バットレス下の細いリッジからザイルを出す。以下7ピッチ出す。4ピッチ目はゆきが全く無い岩登りでホールドは豊かでピンも多い。小さなかぶり気味を2つほど越える。

 天気に恵まれベースから取り付きまで近く、下りが膝には問題だったが毎日慣れたツルネ東稜を下れる事で不安要素も減らす事が出来た。3本を予定通りにこなせたという満足感と山で会の仲間と久しぶりに合流できた嬉しさから、その晩の宴会は幸せなひと時だった。皆さんは入山初日だというのに、一人我を忘れて呑んでしまいご迷惑をかけてごめんなさい。雪山万歳!!




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