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雨飾山山行報告

2009年6月7日(日)〜6月8日(月) 
メンバー Big Daddy、よっくん(Big Daddy息子小6)、芝

参考コースタイム
小谷村登山口(6:40)→荒菅沢(8:50)→笹平(10:10)→雨飾山(10:40)同ルート下降雨飾山(11:40)→小谷村登山口(14:50)

6月7日(日)〜6月8日(月)にかけて、会社の上司Big Daddyとその息子、よっくんと共に長野県小谷村と新潟県糸魚川市の県境の山、雨飾山へと行ってきました。雨飾山は別名いで湯の山とも言われ、小谷、糸魚川どちらから登っても温泉が楽しめる。

Big Daddyには、車の運転、昼飯の担ぎ上げ等、またもお世話になってしまいました。私が、昼飯はカロリーメイトでええやんといつも突っぱねるので、仕方がなくの面もありますが例に漏れず、Big Daddy(Big Daddyは3交代制の勤務で3日に一度24時間勤務をしている)の非番日昼に迎えに来てもらい、気絶を時折かましているうちに20時、小谷温泉に到着、露天風呂を発見して、ぜいたくにも登る前に温泉を楽しんだ。

Daddyとよっくんは車で、外れ者の私は、無料休憩所を一部拝借して、早々に寝込んだ。平日にも関わらず数台の車が止まっていた。朝、4時に起床、早起きのDaddyは既に朝飯の支度をしていた。よっくんはまだ眠いのか、なかなか寝袋から出てこない。6時頃にようやく起きだしてきた。今日のコースは、小谷村から一気に雨飾山に登る。約4キロで一気に800mの標高を稼ぐ、苦しいが、色とりどりの花が心を和ませてくれる。

出発して、しばらくはなだらかだ。ちょっと元気を失ったミズバショウが咲いていた。ミズバショウは、レンコンと一緒で、受粉した種を水の中に落とし、子孫を残すそうだ。しかし水が枯れてしまった所のミズバショウはどうするのだろうと変に考えてしまった。なだらかな道はそうは続かず。急登がはじまった。ブナ、ミズナラ、サワグルミの広葉樹の林の中をひたすら登る。

 荒菅沢のシラネアオイ
途中、雪渓に出くわす。さすが北国の山、踏み跡がついているので迷わなかったが、少し前なら雪渓の処理に苦労しただろう。ここから見た雨飾山は岸壁を従え荒々しい。荒菅沢という大きな沢を越えると、行程も半ば、この辺りから樹林限界を越え、高山植物が顔を出し始める。大きな葉の中にしとやかな白い小さな花を付けたキヌガサソウ、カタクリ、ひと際目立つ、紫の花、シラネアオイ、シラネアオイはこの時期に登らなければ見ることはできない。無理をしてきた甲斐は充分にある。町に咲いているタチアオイと種類は一緒で、町の方が花もでかい。山に登ると価値は上がるのかな?

急登を登り切ると、笹平というなだらかな平地に出る。ここはお花畑、シラネアオイ、チングルマ、オトギりが競うように咲いていた。
                                     雨飾山頂のよっくん
ほどなく山頂に付き、東に白馬、雪倉、朝日の後立山北部の山々が雪を抱いて神々しく聳え立っていた。平日にも関わらず10数名に登山者に顔を合わせた。しかし、虫が多い。何を餌にしているのだろう。カロリーメイトでいいと言いながら、Daddyが作ったラーメンに素直に皿を出し、一番いっぱい頂いた。調子がいいものだ。

雨飾山頂からの笹平→登山道が女性の顔に見える

下りは、急降下、膝が温まるまでは注意して降りなければならないが、いったん調子が出れば荷も軽くおもしろようにピッチが上がっていった。よっくんの調子も良さそうだ。楽しい時間は短くて、15時頃には、登山口を後にした。無理を帰り道に無理を言って、糸魚川側の温泉、雨飾山荘に寄ってもらう。ここはまぼろしの温泉と言われ、しっかり計画して行かなければなかなか出会うことが出来ない。それもそのはず、5月18日に山荘を開いたばかりであった。有名な都忘れの湯に浸かり大満足で帰ったのである。気のせいか膝の痛みが引いた気がするのは、私だけだろうか?
笹平のチングルマ
都忘れの湯につかるBig Daddyとよっくん

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