御嶽山 山スキー
山行日 | 2013年3月30日 |
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山域、ルート | 御嶽山 |
山行形態 | 山スキー |
メンバー | Y山 |
御嶽山 山スキー 山行記録
快晴の中、久々の3,000m峰冬季雪山・御嶽山へ山スキーに行ってきた。
今回のコース↓
おんたけ2240駐車場→ゲレンデトップ(三笠山)→七合目→九合目→剣ヶ峰→(夏山登山道西側の沢ドロップ)→ゲレンデトップ→おんたけ2240駐車場
気象庁予報の地上及び500hPa高層天気図もチェックし、等高度線の幅から判断すると山頂付近は若干の風が懸念されたが、気にするほどでもないだろうと判断。
この時期にしては望むべくもない絶好のアタック日和と予想された。
早朝、というか未明に自宅を出発して御嶽山へ向かう。
途中でガスを抜け、現地に到着した時点で既に辺りは明るくなっており、眼下には雲海が広がっていた。
上空は雲一つない快晴で、登山口では無風。気温はマイナス2℃。
早速準備し、06:30にクトーを効かせながらシール登高開始。
森林限界を越え、Co2,500m辺りで4~5m/sほどの風が吹き始め、ハードシェルを羽織る。
積雪は表面が日射により緩み始めていた。シール登高で山頂まで行くことも考えたが、今回は堅実にアイゼン歩行に切り替える。
久々の3,000m峰の雪山で、低酸素で息が上がる。
十歩ほど歩いて呼吸を整えるのを幾度となく繰り返す。
快晴で視界が効き、王滝口頂上の山小屋は登高開始から見えていたが、中々近づかない。
それでも一歩ずつ登高を続けていると徐々に山頂へ近づく。
約一年ぶりの王滝口頂上。昨年と違って今回はアイゼンをちゃんと持参したので剣ヶ峰へ向かう。
2年ぶりに剣ヶ峰からスキー滑降しようと思い、板をザックに取り付けたまま剣ヶ峰へ向かったが、剣ヶ峰へのアプローチに近づくと地雷が多数むき出しとなっており正に地雷原と化していた。
若干モヤが出ているが、山頂からは乗鞍岳や槍・穂高連峰も見られた。
一年前は乗鞍岳山頂から御嶽山を眺めていたなぁ。
山頂付近の気温はマイナス5℃、8~10m/sの風で日差しはあるものの休憩していると寒い。
行動食を済ませ、早々に下山開始。
地雷原で板を傷めたくはないので、王滝口頂上までアイゼン歩行。
王滝口頂上でシールを剥がし、滑走準備を整える。
気温は低いが、日射により積雪が緩んでアイスバーンではないので滑走には適している。
今日は絶好のアタック日和ということもあり、登山者・スキーヤー・ボーダーが数珠つなぎに登ってきていた。王滝口頂上からは広大なオープンバーンだ。
登高中の登山者たちの合間を縫いながら華麗に(?)スキー滑降し、あっという間にゲレンデへ。
ゲレンデの積雪もザラメ状で滑降し易く、また傾斜が緩い為、自分の滑降技術が格段に上がったかのような錯覚に陥りつつ今回の山行を終えた。