台高 釜之公谷 沢登り
山行日 | 2013年7月14-15日 |
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山域、ルート | 台高 釜之公谷 |
山行形態 | 沢登り |
メンバー | A木x2、T |
台高 釜之公谷 沢登り 山行記録
18年ぶりに釜之公谷へ行く。A木君は既に10回近く登っているとのことで頼もしい。13日深夜、筏場駐車場に着き、軽く宴会して寝る。
翌朝、何やらテントの外が賑やかだ。駐車場管理の方々が駐車料金を徴収しにきたようだ。料金600円を支払って、入渓の準備をする。天気予報は微妙だったが実際の天気も微妙で晴れなのか曇りなのか雨なのかよく分からない。
今日は沢中一泊なのでとりあえず8時過ぎ、出発する。1時間ほど本沢川沿いを歩くと最後の鉄製の吊橋に到着。そこが釜之公谷の入り口だ。前回は右岸から入りいきなりの登攀だったが、今回は左岸から入り難なく入渓できた。(残置の電線?ロープ有り)。しばらく歩くと美瀑が現れた。これは綺麗な滝だ。しかしとても登れそうにはない。(A木君は以前、単独でハーケンを打ちながら登ったとのこと)
最初に出てくる美瀑
巻き道は右岸と左岸にありそうで、どちらを取るか迷う。右岸を行きかけたが結構悪そうなので残置のピンクテープの見える左岸に取り付いてみる。意外と行けそうなのでこちらを選択する。念のためロープを出す。所々に残置のトラロープがあり、巻き道である事を確認する。大巻きしてやっと沢に戻る。ここまで約3時間かかったが地図上ではほとんど距離が出ていない。とりあえず11時を過ぎたので昼飯にしようとすると遠くで雷鳴が。次第に近づいてきて、辺りは本降りとなる。あちゃおえー!!
さあこれからという所でこの雨はどうするべ。とりあえずタープを張って凌ぎながら飯にしようと決める。タープを張り終えると何やら晴れてきた。何じゃこりゃー!
新婚パワーも雨には勝てず
撤収するのもめんどくさいのでタープの元で飯を食べていると一転辺りは掻き曇り、またもや雷鳴とともに本降りの雨となる。何じゃこりゃー!! 幸いにもこの辺りから筏場道へ上がる道があるらしく、ケルンが残されている。最悪はここからエスケプと決め、上流を偵察したり、より快適で増水の心配のないテン場を探したりする。
相変わらず雨は止みそうにないので残念ながら今回はこれ以上の遡行を打ち切りとし、本日は之にて沈殿とする。後は焚き火をしたり昼寝をしたり、のんびり贅沢に過ごす。晩飯はA木家特製のハムステーキどんぶり。之は簡単に作れて美味しかった。
17時就寝。といっても虫君たちの集中攻撃がはじまり、寝るところではない。しかもタープで出入り自由。顔面に虫除けスプレーを塗りたくるがそんな薬剤で怯む虫君たちではなかった。結局、夜通し虫君に顔面を刺され、時折、耳穴にも虫君が巣と間違えて入ってきたりしてなかなか寝付けなかった。たまらずツエルトを張ってもぐりこむが今度は蒸し暑くて寝られない。こういう状況で役に立つのは携帯の蚊取り線香と、顔面を保護する防虫網だろう。今回はどちらも忘れた。
未明はやや涼しくなりウトウトする。しかし期待に反して未明から雨だ。これで撤収の判断は固まった。
翌朝6時起床。8時出発。ケルンの場所から少し登るとソマ道に合流し程なく筏場道に出る。ここからは快適な道を30分ほどで出合の吊橋に戻る。下山はあっけなかった。
山鳩の湯に立ち寄り、吉野川沿いの500円定食を食し、土産の柿の葉寿司(之は美味だった)を購入して神戸へと戻る。お疲れ様でした。またリベンジしましょう。
Notes:
- 前回は二股付近で幕営したが、今回は天候不良もあり、うまくいかなかった。
- ゴルジュ帯でのゲリラ豪雨は危険だし、ある程度まで登ってしまうと泊敵地が少なそうでかつエスケープもしづらい。
- 次回は天候を良く見極めて入渓したい。