雪彦山 三峰~不行岳 マルチピッチクライミング
山行日 | 2014年11月19日 |
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山域、ルート | 雪彦山 三峰~不行岳 |
山行形態 | マルチピッチクライミング |
メンバー | 濱野、A木 |
雪彦山 三峰~不行岳 マルチピッチクライミング 山行記録
こんにちは、濱野ですヽ(・∀・)ノ
僕が初めてマルチピッチに連れて行ってもらったのは、雪彦山の地蔵岳東陵でした。
岩の迫力とムズムズするような高度感とスリルを味わったのを今でも覚えてます。
その時、地蔵の頭から向かいの不行岳を登るクライマーが見えて、凄い所を登ってるなぁって思ったと同時にいつか登ってみたいと目標にしてきました。
まだまだ未熟ですが、それなりに自信と経験も得たので不行岳にアタックしてきました。
A木君と現地で待ち合わせをし、出来るだけ荷物は少なくしロープは60mシングルロープで挑みます。
三峰の「友人登路」を登り不行岳の「温故知新」へつなげるルートを選びました。
9時に登攀開始
いきなり5.11bですが果敢にフリーでA木君がチャレンジ!
いろいろ悩みながら登るもやはり難しくテンションをかける。あまり疲れ過ぎないうちにスリングを使って乗り越す。
僕はセカンドでトライ
先日登ってるので2回目ですがやっぱり難しく足を滑らせました(´д`)で、A0で。
修行して出直します、、、。
リードを交代しながら登りますが、2ピッチ目は問題ありませんです、ハイ。
3ピッチ目は5.10bですがA木君は慎重にクリア
4ピッチ目は前回油断してヒヤヒヤしたので、今回は慎重に登ったら普通に登れましたね。
三峰の頭に着く頃には12時だったので、さっさと昼休憩をしたら下降路を下って「温故知新」の2ピッチ目の取り付きへ。
この日も地蔵東陵は大人気でした。
踏み跡をたどるとトポには書いてあるが、よく分からない、、、。先にパーティーが居るようで声がするし、とりあえず上に行けば良いだろうとA木君がブッシュを掻き分けて前進してくれた。
3ピッチ目はチムニーの左のフェースを登ると言う事なので、探すがチムニーってどれやろう??凹角みたいなのがあるけど、、先行パーティーの付けたチョーク跡を発見!Ⅳ級なので問題ないけど、ラッペルステーションを見つけたのでピッチを区切るもまだ途中やった、、、。右からもう少し行った所がホントの終了点でした。
さてこっからが本番ですね(`・ω・´)
4ピッチ目はくの字の凹角下の松の木まで行く5.10a
僕のリードで左にトラバースしてから直上します。
岩質は逆層ですがホールドは探せばしっかりあるので、安定して登れました。
5ピッチ目5.10bをA木君リード
そんなに悩むことなくあっさりと行ってしまいました(・∀・)ナイス!
ピカピカのハンガーがあるのは安心感が違いますねw
6ピッチ目は50mの長いルートで5.10a
垂壁とスラブのルートで、角ばったホールドで指が切れそうでイタかったけど高度感もあって気持ちよくく登れたかなーヽ(´▽`)/
不行岳の肩に出たので「温故知新」は一応終了で、大天井岳のピークを目指す!
しかし、ロープを出す所が2箇所ほどありまだ気を抜けない。
16時前に山頂に到着して紅葉した景色を眺めながら達成感を味わう
記念撮影をして下山しました。
今回のマルチは全部で9ピッチとなり、今までで一番長いクライミングとなりました。
地蔵岳から見る不行岳は難しそうに見えましたが、グレードは実際あまいと聞いていた通りで、5.9ぐらいに感じたかな。
まぁ「友人登路」が難しいので余計にそう感じたのかも知れないですね。
何年前かに「温故知新」で大きな落石事故があったようですが、確かに浮き石は多い印象は受けました。
あとは、寒かった((((;゚Д゚))))
天気も雲が多めやったし「温故知新」はずっと日陰で、大天井岳の頭で陽の光を浴びた時は、太陽の偉大さを感じました(笑)
今回目標にしてきたルートを、A木君と自分の力で登れたのがとても嬉しかった!
マルチピッチもあちこち登ってきたので、そろそろ次は本チャンにチャレンジしたいです!