奥穂高岳 白出沢-奥穂-涸沢岳西尾根 縦走
山行日 | 2015年7月24-26日 |
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山域、ルート | 奥穂高岳 白出沢-奥穂-涸沢岳西尾根 |
山行形態 | 縦走 |
メンバー | 岡島×2 |
奥穂高岳 白出沢-奥穂-涸沢岳西尾根 縦走 山行記録
7/24(金) 新穂高温泉 20:30 - 白出沢出合 22:30
チラホラ光る蛍を探しながら夜の林道を歩く。見あげれば天の川に黒い山稜が映る。明日の行先の白出のコルに山荘の灯が一等星のように明るく輝く。
7/25(土)白出沢出合 5:30 - 穂高岳山荘 11:00
白出沢の上半は延々とガレが続く。右手のジャンの飛騨尾根、後方には笠ケ岳の景色が素晴らしい。イワツメクサ、クモマグサなどの白い花々が丁度見ごろ。
今田重太郎さんが大正十四年に最初の穂高小屋を作るため、この白出沢を七、八十キロの木材を歩荷したと「穂高小屋物語」に書いてある。途中の大岩にペンキで書かれた「アビナイヨ」の文字は重太郎翁の筆によるものだろうか?
昼まえに着いたので天場はガラガラ。渋滞が静まってから頂上へ出かける。頂上は生憎ガスの中。時折ジャンダルムが雲間に現れる。夕方には天場は全て埋め尽くされ、溢れたテントは一番上のヘリポートへ。
7/26(日) 出発 6:30 - 涸沢岳 7:00 -蒲田富士 8:30 - 白出沢出合 14:00
涸沢カールから上がって来たWV部の娘と久し振りに会う。父母は涸沢岳へ。ワンゲル娘は奥穂から吊尾根へと反対の方向に出発。
涸沢岳西尾根は我々二人のみ。アイゼンの跡やフィックスロープが残っているので迷うことはないが、浮いている大岩やザレ場に気をつかう、
滝谷のF沢源頭からの滝谷が圧巻。第三尾根が末端からドームの頭まで丸見え。蒲田富士のチビ谷側は雪田が残り、お花畑になっている。ヨツバシオガマの群落を踏みつぶさないように進む。
2600m冬期キャンプサイトから稜線を離れて藪へ突入。ルートを外さないように踏み跡と赤テープを探しながら、コンパスで方向を確かめひたすら下降する。脚のふんばりが限界を越えたころ白出沢出合に着いた。
私にとって涸沢西尾根は、秋に屏風岩を登った時、冬に前穂北尾根を登った時にピーちゃんと下山したルート。また、新人だった城ちゃんや雄ちゃんと冬の穂高に登ったこと、そんな思い出のルートです。