比良 奥ノ深谷 沢登り 山行概要
山行日 | 2016年6月19日 |
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山域、ルート | 比良 奥ノ深谷 |
山行形態 | 沢登り |
メンバー | O・T・A・U・I(記) |
比良 奥ノ深谷 沢登り 山行記録
「久しぶりに沢に登りたい!」「ん?既に前回の沢登りから約2年が経過している!?」「これはいかん!!」・・・・という訳で、何かと思い出深い?奥ノ深谷遡行へ参加させて貰う。
6月19日(日)
6時にテントから起き出し、F社の高価な沢服を身に纏い準備を整え出発する。
恰好だけ?は気合十分だったが、早速、雨が降り出し出鼻を挫かれる。
「なんだかな~俺ってやっぱり雨男!?」と皆さんに申し訳なく思いながら、林道を駆け上がる。快速のOさんについて行くだけで精一杯だ。快速過ぎて危うく入渓地点を行き過ぎるところだった。
準備して沢に入るが、アッという間にOさん、Uさんの姿が見えなくなってしまう。
こりゃ追いつかないかもと半ば諦めつつ進むと、F1上でちゃんと待ってくれていました。
F2は左岸を巻いて大岩右横の滝をへつりながら登ったのだが、今日一番の核心が早くも訪れた。(勿論自分にとって!)久しぶりの高度感、ラバーソールの沢靴と相性の悪いヌルヌルの岩が絶妙の恐怖心!?を煽り出す。生まれたての子羊よろしく自然と足がカクカクするのを何とか堪えながらクリアー。Tさんは右岸を巻いて登ってきた。
F3の4段40メートルは、左岸を登るが、雨で濡れた岩はいかにも滑りそうで嫌らしい。
F8は、右岸を木の根っこを掴みながら高巻いたのだが、ここは結構立っていてスリップは許されない。
F9は、右岸をへつり、水流にドボンして滝の中ほどを直登する。
F11は、深い釜の左岸をへつって登り、滝の落ち口を右に抜けたのだが、ヌルヌルで滑り易くバランスがいる。
ここでちょっとしたアクシデントが発生する。最後のTさんを落ち口の窪みで肩絡み確保していたのだが、丁度死角に入りロープが弛んだところでスリップ。裁いていた右手が弾かれ咄嗟に両手でロープを掴むも、一旦走り出したロープは握った掌を凄い勢いで流れていく。皮手をした掌とロープの摩擦が凄まじい。必死で握ったロープが漸く止まる。滝壺手前の滑り台で水流に態勢を立て直せないTさんが見えた。ゆっくりロープを延ばして滝壺へ流し、事なきを得る。幸い大事に至らなかったものの、自分の甘い確保でTさんを危ない目に遭わせたことを反省する。
F14は、ゴルジュを見下ろしながら岩の右岸を通過し、抜けたあたりで一息入れる。
少し進むと深い釜が現れる。夏の暑い時期なら間違いなくドボンだが、なんせ寒いうえに雨が降っており、冷えた身体ではとても入る気になれない。残念ながらパス。
F17は、右の小さな滝を抜けたのだが、Uさんは果敢にも強い水流の左を抜けていた。
続くナメ滝の左を抜け5分程進むと登山道に合流し、遡行を終える。
一息入れて、本降りの雨の中、滑り易い登山道を慎重に駆け下る。
悪天候の中、皆さん、お疲れさまでした!
◆0650P~0740入渓地点~1000登山道~1130P