奥穂高岳直登ルンゼ スキー滑降 槍穂高 山スキー 3日目
- 山行日
- 山域、ルート
- 奥穂高岳直登ルンゼ
- 活動内容
- 山スキー、バックカントリー
- メンバー
- 三浦、友人
奥穂高岳直登ルンゼ スキー滑降 槍穂高 山スキー 3日目の山行記録
槍穂高BC3日目の5月5日は、涸沢ヒュッテから奥穂に登頂し直登ルンゼを滑降後、白出のコルまで登り返し、白出沢を滑降し新穂高に下山します。
この日は朝から快晴、風もなく穏やかな天気です。前日までの疲労が残る体に小豆沢の急登は堪えました。白出コルでシールなどの不要な荷物をデポして奥穂山頂へ。ハシゴや岩場を慎重に登り奥穂に登頂、山頂も穏やかな天気でした。初めての登山が父親と登ったこの奥穂で、それ以来20年ぶりの登頂です。
記念撮影の後はこの山行の核心である奥穂高岳直登ルンゼの滑降です。山頂の祠の前穂側からドロップすることにしました。ドロップ地点の雪は硬くすぐ下側には岩があり怖くなるので、滑落した時のことは考えず北穂側へトラバース気味にドロップ。トラバースした先の斜度は急ですが雪は緩んでおり、1ターンすると恐怖心はなくなりました。次々にターンして核心の1ピッチ目を突破。2ピッチ目以降はルンゼの幅も広くなり快適なザラメのバーン。最高の気分でした。
直登ルンゼを抜けた後は小豆沢までトラバースしてアイゼンに履き替え、白出のコルまで登り、穂高岳山荘で休憩の後、山荘の裏から白出沢へドロップ。白出沢も前半は快適なザラメでした。思ったより広い沢で気持ちよく飛ばせます。
2250m付近で白出大滝を巻くために北側の沢へ向けてトラバース。途中、崖を巻くために林の中を登り返したりしてアドベンチャーな感じでした。白出大滝を巻いた後は、1600mまで白出沢は全体がデブリで埋まり、ひどい状態でした。いつまで続くんだと文句を言いながら延々と続くデブリの中を滑っていきました。
白出沢を降りきると林道に合流。林道にも雪があり穂高平避難小屋まで滑って降りられました。穂高平避難小屋でスキーとブーツを背負い、アプローチシューズに履き替え登山道と林道を下り新穂高へ下山。3日間の槍穂高BCを計画通り完遂しました。
天気にも恵まれ、雪の状態も申し分なく、ハードですが充実した3日間でした。
2011年5月5日 涸沢ヒュッテ 6:35 - 9:45 白出のコル - 10:40 奥穂高岳山頂 11:10 - 直登ルンゼ - 11:25 小豆沢 - 白出のコル 13:10 - 白出沢 - 14:40 林道出合 - 15:10 穂高平避難小屋 - 16:20 新穂高温泉